スマホをちらりと見た。タイムカードを切ってから、すでに三十五分が過ぎていた。
【漫画】え!タイムカード切ってから?無給労働の始まり【バイトトラブル Vol.15】

心の中でつぶやいた。けれど、誰にも言えなかった。川村さんが悪い人じゃないことはわかる。原田さんも、ただマニュアルを守らせているだけ。
ここでは、そういうものなんだ。みんな、そう思って働いている。
その夜の帰り道、制服のポケットに手を入れたら、まだぬるい使い捨て手袋が出てきた。
何も言えなかった自分の手のひらよりも、よっぽどリアルだった。
それでも、やはりおかしいという思いが拭えなかった。

※本記事は一部生成系AIを利用しています。