棚を直し終えたころ、ようやく戻ってきた川村さんが言った。
「お、助かったわ。ごめんごめん、ちょっとかかっちゃって」
時計を見ると、30分以上経っていた。でも、やっぱり言えなかった。
だって、誰も言ってない。
【漫画】休憩時間に働かされ労働時間は8時間ぴったりっておかしくない?【バイトトラブル Vol.16】

その言葉に、この労働分は休憩時間…
つまり、これは“仕事じゃない”。ということだろうか?
ふと、背後から声がした。
「そこ、照明消しといてくれる? 防犯の関係あるから」
原田さんだった。俺をバイトじゃなく、ただの“便利な人手”として見ている目だった。
その晩、バスを待つベンチでスマホを見たら、今日の労働時間は「8時間ぴったり」になっていた。
俺の体の中では、確実にそれを超えていたのに。

※本記事は一部生成系AIを利用しています。