それでも、俺は一度くらい試してみたくなった。ライン作業の合間、原田さんがパソコンを打っていたときに、意を決して声をかけた。
「あの……少し、相談があって」
原田さんは顔を上げず、「手短にお願い」とだけ言った。
俺は、タイムカードを切った後の掃除について話そうとした。
でも、言葉が出てこなかった。どう言えば“協調性のないバイト”にされずに済むのか、わからなかった。
結局、「いえ、やっぱり大丈夫です」とだけ言って立ち去った。
背中に感じた沈黙が、心の中にまで張り付いていた。

【漫画】相談できる場所がない…それがこの職場の一番の闇【バイトトラブル Vol.19】

その現実が、いちばんのブラックなのかもしれないと思った。

※本記事は一部生成系AIを利用しています。