ポストに何かが投げ込まれる音がした。
母は寝ていて、私はひとりで階段を下りた。
何気なく開けたポストの中に手紙があった。
差出人の名前はない。
赤いインクで、こう書かれていた。

手が震えた。
誰? 義母? 義姉?
まさか夫?…いや、誰にせよこの家の誰かが“来た”という事実だけが、何より恐ろしかった。
玄関にチェーンをかけて、戸締まりを二重にした。
でも、心は一晩中閉じなかった。
「もう終わったはずだったのに」
その言葉だけが、頭の中で何度もループしていた。
※本記事は一部生成系AIを利用しています。