「これさ、応募人数少ないらしくて、すぐ通ったんだよね」

嬉しそうに語るその顔は、まるで子供みたいだった。

【漫画】夫が意気揚々と「激辛王選手権」に出場 冷め切っている私【激辛料理で家庭崩壊 Vol.9】

でも私には、ただ“何かを失っていく音”が聞こえた。

家庭料理じゃ足りなくなって
SNS投稿じゃ物足りなくなって
ついには“競技”としての激辛に手を出した。

彼にとって、それは“誇り”なんだろう。
私にとっては、ただの“絶望”だった。