「ねえ、お義母さん。最近ちょっと、剛さんのことで…」

思い切って義実家を訪ねた日。

息子の変化を心配してくれるかも
そんな小さな希望を、私はまだ持っていた。

でも返ってきたのは、


という、あっけらかんとした声だった。

私の不安も、痛みも、胃薬の量も
“笑い話”として処理されてしまった。