
「ごあいさつ」とだけ書かれていた。
差出人も、部屋番号もなし。
中には飴とハンドクリーム、そして折りたたまれた白いメモ。
私は一瞬、ただの“近隣の挨拶”だと思った。
でも、この部屋に越してきたのは3日前。
不動産会社には、「近所づきあいはありません」と伝えたはず。
そして何よりこの文字に見覚えがあるような…?
丸みのある、女性的な、どこか几帳面な文字。
“あの家”で何度も目にしたあの人の…?
心臓が早鐘を打つ。
私は部屋に戻り、すぐにドアチェーンをかけた。
※本記事は一部生成系AIを利用しています。