右目は少し戻り始めてきてる
左目はまだ膨らんでいる状態
笑うと、左右非対称がはっきり出る
「修正してほしいんです」
予約を取り直し、震える声でD医師にそう伝えた。
すると彼は、目元を数秒眺めてから、こう言った。
「うーん、この幅の左右差は個人差ですね。」
「修正は……ちょっとリスクが高いかな。これ以上いじると、まぶた、閉じなくなりますよ」
私の心の中で、“バチン”と何かが切れた。
「じゃあ、この顔で、ずっと生きていくしかないんですか?」
D医師は少し困ったように笑った。
「美容整形って、そういうもんですからね」
「完璧を求めるなら……最初から切開法にしておけばよかったですね」