妻の家出を知ったのは仕事から帰宅した夜遅くのことでした。
朝の唯菜はとても機嫌がよく見えたし、いつも以上に明るく俺に「いってらっしゃい」を言ってくれました。
俺はてっきり、妻が改心してくれたと安堵したのですが、それはまったくの勘違いでした。
なぜ唯菜の言うことを信じようとしなかったのか……。
こんなに近くにいたのに、自分の母親が嫁いじめをしていたことに気づけなかったなんて……情けなくて申し訳なくて涙が出ました。
俺はどうしても謝りたくて夜中に妻の実家まで車を走らせたのですが……。
【男尊女卑を強いる義母】まとめて読む!
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原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・ニタヨメ