
ユニバーサルミュージックから6月22日に芸道20周年記念盤となるニューDVD「JAPANESQUE(ジャパネスク)」を発売した大衆演劇界のスーパースター、宝海大空(たかみ・おおぞら)が23日、東京・渋谷区のJOL原宿でパフォーマンスを披露した。
宝海は、1歳5カ月で宝海劇団(父親が座長)の初舞台に立ち、芝居、女形、舞踊で数々の公演を行い、2008年にニューヨーク、2011年にブルネイ王国で海外公演。
この日は、大衆演劇とはまったくフィールドの違う女子高生の聖地「JOL原宿」でパフォーマンスを披露することになったもので、同所では今年7月11日と8月8日にも行い、女子高生たちの間で人気を博し、今回が3回目。
原宿で人気の男性3人組、THE LADYBIRDとのジョイントステージで、同バンドとのトークセッションで「かわいいはつくれる?モテ女子講座」をテーマに対談。
続いて同バンドのオンステージのあと、約10面の面を次々と替えながらの「面の舞」と、シャープでスピーディーな刀裁きによる「剣の舞」という2つのタイトルの踊りを華麗に披露。最後に「各地を公演で回っていますので、また僕を見かけたらよろしくお願いします」とあいさつし、女子高生たちから拍手喝采を浴びた。
宝海は「原宿でのパフォーマンスは今回で3回目ですが、ふだんの客層とは違うので最初は戸惑いがありました。でも新鮮で楽しく踊らせていただきした。最初は、原宿の街に少しでも馴染もうと、クレープを食べたりしましたが、おいしかったですし、この街に少しずつ馴染んできているなと思います。今日は、大勢の若い方に僕のパフォーマンスを見ていたき、すごくいい体験をさせていただきました。(観客が)自分に年齢が近いし、同世代の人たちに大衆演劇の世界を知ってほしい」と話していた。
また、今回のDVDについては「自分の歌はありませんが、自分だけのオリジナル曲で踊らせていただいていること。
同DVDは、書き下ろしのオリジナル音源に合わせ、圧倒的な舞を披露する作品4編とスペシャルインタビュー、ドキュメント映像を収録している。