
30日深夜放送のテレビ東京系「乃木坂工事中」で乃木坂46の橋本奈々未がグループ卒業への思いを語る場面があった。
番組は前半、MCのバナナマンの2人と橋本の対談を行った。
元々アイドル活動を始めたきっかけが「本当に(目的が)お金だったんですよ」と語る橋本は、「めっちゃ貧乏だったんですよ。水道止まる、ガス止まるみたいな」と実家の経済事情を話した。貧乏な家庭ではあるも長女ということもあり、「一人目だから色々してくれた」と親への感謝を語った橋本だが、「私にしてくれたから、弟にまで(お金が)回る余裕があるのかって思ったときに、私のせいでなんか……。弟、男の子だし……」と目に涙をためて言葉を詰まらせた。「何とかしなきゃ」と思って、いろいろと模索している段階で乃木坂への加入が決まったという。
橋本は続けて、弟が学費免除で大学入学が決まったことと、昨年母からもらった手紙が芸能界引退発表のきっかけだったと話す。橋本は手紙の内容は「『本当、今までごめんね』みたいな。『無理しないで、好きなことをしてください。弟もだいぶ自立するようになってきたし、私も私で生活できるから』みたいな」といった内容だったと明かした。
芸能界を引退することについて、橋本は応援してくれているファンに申し訳ないと思っていると謝罪した。続けて橋本は「今までこの5年間、ここまで来るのもその(ファンの)人たちがいなきゃ来れなかったことだし、今この場所に私がいるっていうのもその人たちのおかげなので」とファンへの感謝の言葉を述べ、「私にとってはずっと(ファンは)居続けるというか、その人たちの力がないとこの先にも進めなかったから、私は感謝をずっとして生き続けるだろうなと思います」とコメントした。