生後半年から二度の天涯孤独を経験。あの大ヒット曲を歌ったシンガーソングライターが明かす壮絶な半生

11月30日放送のテレビ東京系「水曜エンタ」で、シンガーソングライターの川嶋あいが壮絶な半生を告白した。



番組では川嶋の人生をインタビューと再現VTRで振り返った。

「母が私を生んで半年後とかに亡くなったらしいんですよね、病院で。父は行方不明というか、私が生まれる前から所在不明っていう」と、生後すぐに天涯孤独となった生い立ちを明かした。



児童養護施設へ預けられるという経験を経て、養子として引き取られた川嶋は、「(私が)泣き虫であまりにも人見知りの激しい女の子だったので、母が何とかして改善させようと思って。歌がいいんじゃないかと思ったらしく」と、養母の勧めで音楽教室に通うようになったそう。川嶋は「歌うことって楽しいなって」と、ここで歌の楽しさを知ったと語った。



地元のコンテストに出場するなど、川嶋は親子で歌手活動を夢見て生活をするも、養父がガンで亡くなり母子2人でのアパート生活になってしまう。川嶋は生活が苦しい中、音楽を続けていることに申し訳なさを感じて歌手を諦める決意をしたが、母の悲しそうな表情を見て思い直したという。



15歳になった川嶋は単身で福岡から上京し、ストリートライブを中心とした活動をするようになった。その中で渋谷公会堂でのコンサートも決定したが、ライブ直前に母が亡くなったと連絡を受けた川嶋は当時を振り返り「本当に衝撃的でしたね、あの瞬間は。電話で聞いたんですけども、『なんで』っていう思いで」と語る。



スタジオでサンドウィッチマン・伊達みきおから「渋谷公会堂(でのライブ)見せてあげたかったですね」と振られると、川嶋は「そうですね」と答え、ライブの客席はいつも両親の席を2席分あけていると話すと、伊達は「いい話ですね」とコメントした。



川嶋は現在、震災の復興チャリティー活動や、発展途上国の子どもたちのために児童養護施設や学校を8校寄贈するなどの活動に力を入れている。

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