西野七瀬『君の忘れ方』では“物言わぬ恋人”を好演！難役への挑戦経て深みを増す演技に注目

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現在公開中の映画『君の忘れ方』に出演している西野七瀬。3月20日公開予定の映画『少年と犬』では高橋文哉とW主演を飾ることも決まっており、2025年も女優として止まらぬ勢いを見せている。

そこで本記事では、『君の忘れ方』での演技への反響や『少年と犬』での注目ポイントを紹介しつつ、その魅力を紐解きたい。



乃木坂46卒業後、女優として各所で活躍する西野。2024年はドラマ『大奥』（フジテレビ系）と映画『ある閉ざされた雪の山荘で』『52ヘルツのクジラたち』『帰ってきた あぶない刑事』に出演した。中でも、『52ヘルツのクジラたち』では息子を「ムシ」と呼んで虐待する母という難しい役に体当たりで挑んだほか、『帰ってきた あぶない刑事』ではやり手の刑事役でアクションシーンにも果敢にチャレンジするなど、多彩な作品で演技の幅を広げている。



そんな西野の最新出演作が映画『君の忘れ方』だ。同作は、交通事故で恋人を失った青年・森下昴（坂東龍汰）が、言葉にならない苦悩と悲しみで茫然自失の日々を過ごす中、ある不思議な体験を通して喪失から再生していく姿を描いたヒューマンドラマ。西野は昴の亡き恋人で、死後に物言わぬまぼろしとして彼の前に表れる柏原美紀を演じている。言葉を発さないという難役に挑んだ西野だが、映画を視聴したSNSユーザーからは、「七瀬ちゃんの儚さがとっても良かった」「繊細な表情の変化、素晴らしかったです」「表情だけで大切な人を演じてて素敵」といった声があがっており、西野の繊細な演技が作品をそっと彩ったことがうかがえる。



また、西野は3月20日公開予定の映画『少年と犬』にも出演が決定している。同作は、さまざまな背景を抱えた人々と犬の多聞（たもん）の触れ合いを描いた6つのエピソードを綴った短編連作小説『少年と犬』にオリジナル要素を加えて映画化したもの。多聞と共に旅をする青年・和正を高橋文哉が、多聞に命を救われる女性・美羽を西野が演じており、西野は公式コメントで、「今まで経験したことがない感情になる場面が多く、想像しながら考え抜いたものを体現していくことに、日々楽しんで向き合っていました」と語っていた。予告映像では、水の中に入った美羽が和正に止められて、「離して！」と叫ぶシーンなどが映し出されているが、過去に犯した罪に苦しめられているという美羽を西野がどのように演じるのか注目だ。



言葉を発さない演技に挑戦した『君の忘れ方』、そして経験したことのない感情の表現に挑んだ『少年と犬』という2作への挑戦は、西野にとってもかけがえのない経験となったに違いない。女優として深みを増している彼女のさらなる活躍に期待したい。

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