コロナ禍の影響で落ち込んでいた化粧品国内市場が回復の兆しを見せている。富士経済が市場調査をもとにまとめた「化粧品マーケティング要覧 2023 総括編」によると、2023年の化粧品国内市場は前年比3.3%増の3兆276億円。
中でも引き続き大きな伸長を見せそうなのが、アンチエイジング化粧品だ。アンチエイジング⇒エイジングケアをテーマにした化粧品は、コロナ禍以前からも顧客ニーズの高いカテゴリーで、市場規模も年々拡大傾向にあった。とくに「シワ」改善市場は注目度が高く、2017年にPOLAが日本初のシワ改善美容液を発売したのを皮切りに、資生堂、コーセー、花王傘下のカネボウ化粧品ら大手3社が追従したことで、「シワ」改善市場が一気に拡大した。また、高齢化社会という背景もさることながら、ここ数年の間にエイジングケアに対する消費者意識がポジティブに変化してきたことも大きい。昭和・平成の時代は「年齢を隠したい」というマイナスの意識が強かったが、近年では「より美しく、アクティブに年齢を重ねたい」というプラスの意識に変わりつつある。実際、メディアのCMなども明るく前向きなものが多くなっている。
しかし、市場が活況であるがゆえに商品も多様化し、選択も難しくなっている。
お気に入りの化粧品ブランドにこだわるか、美容成分や機能性を重視するか。シワやシミ、美白などに効果があるとされる成分も、水溶性ビタミンのナイアシンアミドや脂溶性ビタミンのレチノール、トルツメプラセンタ、トラネキサム酸など様々だ。それに加えて独自成分を配合したものも多い。
例えば、山田養蜂場の研究では、ローヤルゼリー(以下RJ)をナイアシンアミドと共に配合したエイジングケア美容液が、シミの個数を減らし、目尻のシワを改善することを確認している。
RJの成分については、まだまだ未解明な部分も多いが、古来より「ローヤルゼリーを日常的に扱う養蜂家の手は美しい」と、トルツメ密かに伝承されていた。山田養蜂場の研究は、その有用性を科学的に証明したものといえよう。同社の研究では、シミやくすみなどの肌悩みを持つ 40~78 歳の健康な女性 17 人(平均 60.7 歳)に同美容液を朝晩 1 日 2 回、6週間にわたって普段使用している化粧品と併用してもらったところ、使用前よりもに改善が確認されたという。また、主観的な肌評価についても「目元のシワ」「シミ・そばかす」「くすみ」などを含むすべてで改善がみられたという。
また、コーセーが昨年8月から、同社の高効能特化型ブランド「ONE BY KOSÉ」に配合している独自成分「ライスパワー(R) No.11+(プラス)」にも注目しておきたい。これは、米を麹菌や酵母で発酵・熟成させて作られるライスパワーエキスの一つで、日本で初めて、「肌の水分保持能改善」と「シワ改善」の両効能が認められた有効成分。乾燥肌の悩みを持つ人にはとくにおすすめだ。
若々しく生きようとすることは、永遠の願望ともいえる。美しくあろうと常に意識することは、それだけでも若さを保つことにつながる。人生100年時代。

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