石破茂総理は１７日開いた犯罪対策閣僚会議で「闇バイト」の募集について「ホワイト案件などと謳っているが、実際には犯罪の実行者を募集するもの。その投稿自体が犯罪だ」と警告した。


　そのうえで「このような投稿が確実に排除されるよう、労働者の募集を行う者の氏名、連絡先、業務内容など、求人の際に表示すべき情報を明確化するとともに、そのような情報がない労働者の募集が違法であることを事業者向けのガイドラインに明記するなどして『闇バイト』情報を許さない労働力の募集環境を整える」と犯罪防止策への姿勢を述べた。


　また「警察庁とデジタル庁連携の下、ＡＩ（人工知能）を用いたサイバーパトロールを抜本的に強化する。実行犯はもちろんのこと、事件の首謀者まで絶対に検挙するため、警察官の増員や被疑者の通信を解析するための装備資機材等、高度化を進めるとともに、仮装身分捜査も活用した徹底的な取締りを行う」と語った。（編集担当：森高龍二）

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