石破茂総理は25日、海上自衛隊舞鶴地区で護衛艦「あがの」「ひゅうが」の艦内や急患搬送展示などを視察。その後、舞鶴教育隊の中堅・若手自衛官らから車座の直接、声をきいた。


 その後の記者会見で、石破総理は「護衛艦『あがの』『もがみ』型のFFM(多機能護衛艦)や『ひゅうが』は所期目的を達しつつ、運用が進んでいるということだと思っている」との認識を示した。


 また自衛官の処遇改善について「若い方々、中堅幹部の方々から感想があり、今後の要望を承った。我々として現場の声は非常に大切と思っている。定足数の9割しか充当できていないということは極めて問題であり、早急に改善するために更に努力していきたい」と語るとともに「近々、もう一度、関係閣僚会議を開催して今日伺った話も含めて効果を検証し、必要な取組みを行っていきたい」と語った。


 また石破総理は「防衛大臣、国交大臣、日本造船工業会会長との間で『造船業及び自衛隊における人材確保の取組みに係る申合せ』もやっている。自衛隊と造船業の関わりについても、更なる進展があることを期待している」と述べた。(編集担当:森高龍二)

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