SUZUKIは4月3日より発売を開始し、現在注文の受付を停止している新型「ジムニーノマド」の増産を発表した。生産は従来どおりインドの現地法人マルチ・スズキ・インディア社で行なう。
ジムニーノマドは1月に発表した軽自動車の本格派クロカン四駆「ジムニー」の登録車版「シエラ」の国内向け5ドアモデルだ。インドで生産し、日本に輸入している。1月30日の受注開始から4日間で5万台の注文が殺到し、2月3日から新規の受注を停止していた。受注分については4月3日から販売している。
なお、ジムニー5ドア版のノマド&3ドア版のシエラ(登録車)の4月の販売台数は4399台、前年同期比216.3%を記録している。5ドアの人気に乗った恰好で軽自動車のジムニーも4578台、前年同期比147.9%を達成している。
ジムニーノマドの人気に応えてスズキでは以下のコメントを発表した。
「今回の増産により、引き続き早期に受注を再開できるよう、全社を挙げて取り組んでまいりますので、今しばらくお待ちいただけますよう、よろしくお願いいたします。また、既にご注文をいただいている車両につきましては、1日でも早くお届けできるよう、継続して対応に努めてまいります」
軽自動車のシムニーは1970年に初代発売、世界販売台数はシリーズ累計で350万台を超える軽量クロカン四駆だ。悪路の走りやすさに定評がある。