石破茂総理は5月30日にカンボジアのフン・マネット首相と会談。海洋分野やOSA供与を含め、安全保障分野での協力を更に強化や殊詐欺を含む越境犯罪への対応においての警察当局間の協力強化、ウクライナ等の地雷対策での協力強化などで一致した。
外務省によると石破総理は、カンボジアはASEANで最初に「自由で開かれたインド太平洋」への支持を表明した我が国にとって重要なパートナーで、日本とカンボジアの協力は二国間にとどまらず国際社会の平和と安定のための協力に広がっていると強調。
不透明感を増す国際情勢において法の支配に基づく「自由で開かれたインド太平洋」の実現及び多角的自由貿易体制の維持・強化に向けてカンボジアとの連携を一層強化していきたい旨を伝えたとしている。
また経済面で両首脳は日本企業による対カンボジア投資を促進するため「経済共創パッケージ」を通じた日本からの投資の誘致・支援に向けた体制強化やOECDを通じた支援などによる投資環境整備に向けて、両国が協力していくことで一致。
またシハヌークビル港の開発、デジタル分野、サイバーセキュリティ対策、5Gを含む基幹通信網整備、AZECを通じたクリーンエネルギー分野でも協力していくことを確認したとしている。(編集担当:森高龍二)