石破茂総理は3日開いた知的財産戦略本部で「競争力ある知的財産を創出するため、AI(人工知能)の利活用を抜本的に強化していく必要がある」とし強調した。


 このため「AI技術の進歩と知的財産権の適切な保護の両立を目指し『法』『技術』『契約』の各手段を組み合わせた取組みを促進する」。


 また「デジタル時代に対応した知的財産制度の構築に向け、海外のサーバーを介した特許侵害行為への対応や仮想空間におけるデザイン創作を新たに保護対象にすること等を検討し、必要な制度整備を進める」。


 また「環境・エネルギー、量子、デジタル・AIなどの領域において産学官連携により戦略的に国際標準化を推進するとともに、それを支える人材の育成や支援機関の強化などを速やかに進める」という内容。


 石破総理は「アニメツーリズムやロケ誘致など、地域一体となった取組みを加速し、地域経済の活性化を図る」ことにも意欲を示した。(編集担当:森高龍二)

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