G7サミット出席後の内外記者会見で石破茂総理は消費税減税に改めて「社会保障に充てられる重要財源」などとして慎重な姿勢を崩さなかった。
石破総理は「消費税は社会保障に充てられる貴重な財源でございます。
しかし、消費税は「一般財源」になっており、消費税増税が行われるたびに法人税減税が行われてきた。
共産党機関紙「赤旗日曜版」は6月1日号で財務省の法人企業統計調査をもとに資本金10億円以上の大企業の法人3税の額が2012年の9兆4000億円から23年では15兆2000億円と5兆8000億円しか伸びていないが、法人税減税と優遇策により利益(税引き前)の方は2012年29兆2000億円から23年は77兆1000億円と2.6倍になっている。大企業の内部留保は2012年の333兆5000億円から23年には539兆3000億円規模に膨れていると報じた。消費税を「特別会計」にすることも議論すべきだろう。(編集担当:森高龍二)