石破茂総理は万博米大統領代表団団長として来日した日米関税交渉担当閣僚のベッセント財務長官の表敬を受け、その後、記者団に対し、トランプ関税について「私から米国の関税措置について、双方の利益となる合意をまとめるよう(日米協議担当の)赤澤亮正経済再生担当大臣との間で精力的に協議を続けて欲しい、このように申し上げた」と精力的な協議継続を要請したと語った。


 またトランプ大統領との首脳会談に関し、石破総理は「国益というものを背負って、大統領と直接お話をするという機会は当然あるものというふうに考えている。

今後の交渉の行方をよく見ながら」と述べた。


 加えて、記者団からトランプ大統領から親書のようなものはあったのかと問われ「親書のようなものは受け取っておりません。必ず良い合意ができるということについて、ベッセント長官からは発言があった」と答えた。


 トランプ大統領は8月1日から日本に対し25%の関税をかける書簡で明示しているが、記者団からベッセント長官から25%の関税税率に何か具体的な説明はあったのかとの問いには「具体的には、そういう話はいたしておりません」と踏み込んだ話をしていないとした。(編集担当:森高龍二)

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