公設秘書給与を不正に受け取っていたとされる問題で石井章参議院議員が1日、議員辞職願を参議院議長に提出、受理された。この問題で日本維新の会は石井氏を除名処分にしている。
石井議員は勤務実態のない人物を公設秘書として届け出て国費で支給される公設秘書給与を不正に受給していた疑いで東京地検特捜部の強制捜査を受けている。
日本維新の会副代表の横山英幸大阪市長は1日の囲み会見で「信頼いただき、投票頂いた皆様や党員のみなさま、国民の皆様に心からお詫び申し上げたい」と陳謝。そのうえで「多くの支持者の方から『ちょっと、維新、大丈夫?トラブル多いんじゃないの』と思われてしまっているところを信頼回復するというのは、ほんとに大変な努力がいる」と深刻に受け止めた。
横山氏は「ガバナンス強化やコンプライアンス、ほかにもハラスメントなどの検証も進めているが、自分事としてとらえ、ゼロベースで見直し、徹底して直していくことが必要と思う」と語った。
また「政治とカネの問題、身を切る改革は我々の武器、これが揺らぐようなことがあれば党全体の信頼に関わることになる」と危機感を示し、今回の石井議員の案件について重ねて陳謝した。(編集担当:森高龍二)