防衛省は9月下旬から来年9月中旬まで、護衛艦「ちょうかい」を米国に派遣する。米海軍の支援を得て艦艇の改修、乗員訓練のほか、今年度中に米国製巡航ミサイル「トマホーク」の発射能力を備える、としている。


 また来年度夏ころまでに「実射試験」等を通じ、乗員の練度を含め、実際の任務に従事できるようにするという。


 防衛省によると25日、海上自衛隊横須賀基地で米海軍支援の下、トマホーク模擬弾の搭載訓練を実施した、という。目的は「トマホーク運用に必要な手順の習熟、安全管理体制の確認」。


 防衛省はスタンド・オフ防衛能力強化を理由に国産スタンド・オフ・ミサイルの取得に取組みを進めているが、今年度から27年度までトマホーク400発を購入する計画。トマホークは護衛艦に積載するほか、陸自と共有することになる陸自祝園駐屯地の増設弾薬庫に保管される可能性が高い。(編集担当:森高龍二)

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