石破茂総理は30日、韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領との首脳会談後、記者団に「日韓間の物理的、時間的距離の近さからいっても、年に1回から2回でなく、『シャトル』にふさわしい頻度で」外交を深めることが相応しい旨を強調した。


 石破総理は今回の首脳会談で(1)先日の東京での会談の成果の上に、更に幅広く議論を深め、日韓関係を安定的に発展させるということで一致した(2)現下の戦略環境、非常に厳しさを増しており、連携して対応するため、安全保障、経済安全保障分野について戦略的な意思疎通を続けていくということを確認した、とした。


 また(3)地方創生、首都一極集中、少子高齢化等々、両国共通して直面している社会課題について両国が協力して解を見つけていくと、そういうような枠組みの立ち上げでも一致した、と成果を強調した。


 石破総理は「日韓間には水素、アンモニアなど既に協力に向けた議論が進んでいるものもあり、多くの潜在的な協力分野がある。本日はその一つ、AIを含む科学技術分野における協力について議論するため『日韓科学技術協力委員会』を開催することでも一致した」と語った。(編集担当:森高龍二)

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