宮崎県の新田原基地に配備されたF35Bの垂直着陸訓練に伴う騒音問題で九州防衛局長が宮崎県知事に地元負担軽減策を8日までに示した。早ければ来週から地元住民向け説明会も開く。
中谷元防衛大臣は7日の記者会見で負担軽減策について、2点が柱とし(1)技量維持のための夜間垂直着陸訓練は「馬毛島施設」が完成後は原則として新田原基地で行わない。また(2)練度向上のために行う夜間垂直着陸訓練については新田原基地で行わない、とした。
また防衛省は騒音実態を把握するため、騒音実態に即し、第一種区域等を見直すための騒音度調査を行うとしている。
中谷大臣は「自衛隊施設の安定的な運用、円滑な部隊活動の実施にあたっては地元の協力が不可欠で、運用の必要性と住民生活のバランスを図っていくことも大変重要」とした。
そのうえで「負担軽減策はこうした観点を十分に踏まえたものと認識している。早ければ来週から基地周辺の住民に対する説明会を実施したいと考えている」と語った。(編集担当:森高龍二)





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