自民党の小林鷹之政調会長は13日の記者会見で経済財政運営の課題として「最近、補正予算のウェイトが少し大きくなってきている」との問題意識を示し「本来の当初予算、補正予算のあり方を目指すという観点から、必要な歳入歳出というものをできる限り当初予算に盛り込んでいく」必要をあげた。


 また「単年度収支に過度に固執するのではなく、より柔軟に複数年度の視点も視野に入れて財政運営を行っていく」「企業経営では決算が重要視されるが、国家運営あるいは財政運営においては財政運営上さらに重きを置いて活用していくべきではないか」とした。


 この日の会見で小林氏は結党70周年を15日に控えて「現在、党が置かれている状況は高い内閣支持率とは裏腹に、まだまだ厳しいものがある。政治は国民のもの。この立党時の精神に立ち返りつつ、未来を創る自民党であり続けられるよう、政策責任者の立場としても、1議員としても力を尽くしていく」と強調。


小林氏は「党本部に自由と民主主義を次世代につなぐ自民党新ビジョンを策定するために検討本部が設置された。私も本部長代行として党のあり方についてしっかりと関わっていきたい」と語った。(編集担当:森高龍二)

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