今年も残すところあとわずか。年末の大掃除に励んでいる人も多いのではないだろうか。
そんな大掃除の最中は、住まいの様々な不満点や改善点が見えてくるもの。間取りや収納、通信環境や防災・防犯機能、そして意外に多いのが「コンセント」に対する不満だ。とくに近年は、住まいでの過ごし方の変化や、スマートフォンやPCなどのデジタル機器の増加、デジタル家電製品の増加などによって、住まいのコンセントが不足しているという。
家電大手のパナソニック株式会社と、ソーシャルプラットフォーム「RoomClip」を運営するルームクリップ株式会社の調査によると、家庭内のコンセントの位置、もしくは数に対して、約75.4%の人が不満を持っていることが分かった。位置に関する悩みが出やすい空間としては、1位がリビングの61.7%で、2位がキッチンの50.3%、3位が寝室の28.6%となっており、悩みの具体例としては「家具などで隠れてしまうこと」(57.8%)、「季節家電を好みの場所に置けないこと」(47.1%)などが挙がっている。しかし、不満があるからといって、建築後の住宅に電気設備を増設するのは大変だ。そこで、将来的なコストと手間を抑えるためにも、新築時からライフスタイルや生活導線などを先読みして、電気設備を計画することが重要となる。
パナソニックは、この調査結果と昨今の社会の変化を踏まえ、建てた後で後悔しない住まいづくりをサポートするための活動「でんきの設備でeくらし」を2025年11月11日の「配線器具の日」に合わせて開始。令和の時代に即した電気設備プランのスタンダードとして普及することを目指すという。同社は、これまでも昭和30年代の「適正配線運動」、40年代の「電気の1・2・3運動」として「1部屋2あかり3コンセント」提案をはじめ、昭和から平成を通して「時代に即した電気設備のご提案」にも注力してきた。今回の「でんきの設備でeくらし」は、昨今の社会の変化を踏まえた、約30年ぶりの、住まいづくりの電気設備プラン提案となる。また、本活動の一環として、ウェブページの開設とともに、パナソニック社からの提案内容をまとめた「電気設備の教科書」を配布。
パナソニック社が提案している配線計画の主なポイントは3つで、まず、基本法則として「居室には「四隅配置」+「くらしに合わせたアドオン」を」、そして「リビングダイニングには、家族それぞれが過ごす場所に合わせて配置(推奨:31口以上)」、最後に「キッチンには、調理家電の数に合わせて配置(推奨:20口以上)」だ。
昭和や平成に建てられた住宅では、コンセントは部屋の二隅に配置されているのがスタンダードだが、これでは令和のデジタルな暮らしでは絶対的に数が足らない上、家具などで隠れてしまうことも多い。その結果、延長コードや電源タップをいくつも伸ばしたり、危険なタコ足配線になってしまっている家庭も多いのではないだろうか。居室のコンセントの四隅配置が住宅業界のスタンダードになれば、その心配は軽減されるはずだ。もちろん、使用する家電やくらし方に合わせて、使いやすい位置にコンセントを補うことや、高さへの配慮も重要だ。
リビングやキッチン周りの配線も同様で、「でんきの設備でeくらし」では、現代の暮らしに合わせて、これまでのスタンダードを見直す数々の提案をしている。同社では、一般の消費者だけでなく、住宅会社や工務店など、家づくりに携わる業界に対する新提案としても、これを広く推進していく方針だ。
大掃除の際に掃除機をコンセントにつなごうとしたら、良い位置になかったり、伸ばした電源タップもすでに満席状態だったり。「でんきの設備でeくらし」が、令和の住宅のスタンダードになって普及すれば、そんな不満や悩みも少しは軽減されるかもしれない。最新の設備を導入してどんどん便利になっていくのも良いけれど、このような提案や工夫で住みよい暮らしが実現できるのなら、積極的に採用してほしいものだ。(編集担当:藤原伊織)

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