今回のニュースのポイント


・2026年3月期の連結純利益はSMBC日興証券の集計で54兆2,877億円(前年比3.9パーセント増)に達し、AI関連投資や銀行業の収益拡大がけん引する形で、6年連続の過去最高益更新となる見通し。


・賃金上昇率2.5パーセントに対し物価上昇率2パーセント(日銀・民間予測)となり、実質賃金が約0.5パーセントのプラスに転じる、日本経済にとって重要な「分配の転換点」を迎える。


・従来の組織依存による安定から、市場価値に基づいた「選択の自由」を持つことへと、豊かさの定義が構造的に変化している。


 連休明けの朝、私たちは新しい経済の入り口に立っています。上場企業の6年連続最高益更新と、ようやく現実味を帯びてきた実質賃金のプラス転換。これらの数字が意味するのは、単なる景気の回復ではなく、戦後日本が長く維持してきた経済モデルの完全なる脱皮です。


 かつての豊かさが、一つの組織に身を委ねることで得られる一律の安定だったとするならば、2026年以降の豊かさは、自らのスキルと信頼を基盤に、働く場所や方法を自ら決めることができる選択の自由へと進化しています。DX投資の拡大や成果主義の浸透は、短期的には現場に負荷を与えますが、長期的には個人の専門性を正当に評価するインフラを整えるプロセスでもあります。


 読者の皆さんに最後にお伝えしたいのは、2026年は会社に守ってもらう年ではなく、会社を使いこなす年になるということです。実質賃金のプラス化は、あなたの生活に小さな、しかし確かな余白を生みます。その余白を、新しいスキルの習得や副業への挑戦、あるいは大切な人との対話に投じてみてください。


 構造変化の波は止めることはできませんが、その波を捉えてサーフィンを楽しむことは可能です。経済の追い風が吹き始めた今、あなたは自分の意志で、自分の人生のハンドルを握る権利を手にしています。明日からの仕事は、もはや義務ではなく、あなたの新しい豊かさを創り出すための舞台なのです。

自信を持って、一歩前へ踏み出しましょう。(編集担当:エコノミックニュース編集部)

編集部おすすめ