今回のニュースのポイント
日本経済には成長余地がある: 2024年・2025年の春闘では、連合集計の賃上げ率がいずれも5%台と、2年連続で高い水準が実現しました。
人手不足は需要の裏返し: 有効求人倍率が1.2倍前後で推移しているのは、サービス、建設、ITなどの分野で仕事の需要が相応の水準にあることの証左でもあります。
企業の投資余力が過去最高水準: 企業の利益剰余金は600兆円規模と過去最高水準に達しており 、これを賃上げや成長投資へ振り向ける余地が残されています。
明日から新年度を迎える中、物価高や円安の進行など日本経済の先行きに不透明感を感じる方も多いかもしれません。しかし、雇用・賃金・企業収益といったマクロデータを丁寧に見渡すと、日本経済は決して「不安一色」ではなく、蓄積された潜在的な「伸びしろ」をどう具体化していくかが問われる局面にあります。
現在の日本経済を下支えしているのは、賃上げの流れと堅調な企業業績です。2024年・2025年の春闘では、連合集計の賃上げ率がいずれも5%台と、2年連続で高い水準が実現し、長らく停滞していた名目賃金は上昇へと転じています。背景には企業収益の改善があります。円安による輸出採算の改善や価格転嫁の進展を受けて、企業の税引き前利益は近年、二桁増益の年が続き、過去最高益を更新する企業も相次いでいます。失業率も低水準を維持しており 、統計上は「仕事がない」のではなく「実質的な需要に見合う人材が足りない」という需給ギャップが生じています。
日本経済に「伸びしろ」があると言える根拠は、その構造的な変化にあります。第一に、深刻な人手不足は、裏を返せばそれだけ仕事の需要が継続していることを示しています。ITや介護、建設などの分野での求人倍率の高止まりは、経済活動の一定の強さの裏返しでもあります。第二に、企業の利益剰余金が600兆円規模という水準にある点です 。
こうした経済環境の変化は、働く側のキャリアや所得に影響を及ぼす可能性があります。有効求人倍率の高さや正社員求人の増加は、労働者の選択肢を広げ、非正規から正規雇用への移行や成長産業への労働移動を促す要因となります。また、春闘での高水準な回答や最低賃金の引き上げにより、名目賃金はコロナ前の水準を上回る水準まで切り上がってきています。今後は物価上昇の勢いが落ち着けば、実質所得の回復につながり、個人の購買力が向上する可能性もあります。さらに、技術投資が進むことでリスキリング(学び直し)の需要も高まっており、個人が成長産業のスキルを身につける機会も広がっています。
日本経済の中長期的な成長軸は、省人化・自動化投資による生産性の向上と、脱炭素や半導体、ライフサイエンスといった知識集約型産業へのシフトにあります。明日からの新年度、こうした成長投資が注目される分野や、投資余力を持つ企業を見極めることが、個人にとっても一つの判断材料となるでしょう。物価高への不安が先行しがちですが、基礎データを見れば、日本経済には相応の成長の足場が残されていると考えられます。こうした賃上げ・人手不足・投資余力の三つが同時にそろっている局面は過去数十年でも限られており、日本経済にとっては潜在力を現実の成長に変える一つの契機となる可能性があります。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)

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