東京電力は6月1日に「柏崎刈羽原発 核物質防護事案に係る改善措置評価委員会」を設置すると25日発表した。
委員会は外部の独立した立場や専門的知見から客観的評価を行うもので、評価結果や指導・助言等をもとに改善を進めていくとしている。
委員会は「柏崎刈羽原子力発電所の透明性を確保する地域の会」初代会長の新野良子さんのほか、元大阪高検検事長の伊丹俊彦さん、事業創造大学院客員教授でフリーキャスターの伊藤聡子さん、元「核物質防護に関する独立検証委員会」委員の大場恭子さん、現代社会論が専門の開沼博さんで構成。オブザーバーに元中部電力浜岡原発総合事務所長の水谷良亮さんが参加する。
委員会は核物質防護に係る経営層(社長、原子力・立地本部長、柏崎刈羽原子力発電所長)のリーダーシップや社と協力企業職員の核物質防護に対する意識や行動等について評価していく予定。
原子力規制委員会は同原発に対する追加検査の結果、27項目のうち4項目について是正が図られていると判断できないとして今月17日に改善を指摘した。今後、検査を継続していく。(編集担当:森高龍二)

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