ロードコントロールとは、航空機の安全かつ効率的な運航を支える業務で、乗客、手荷物、貨物、燃料といった航空機の全搭載物の重量を配分・割付し重量や重心位置を管理している。
新たなロードコントロールシステムでは、IBMが開発した高精度のロードコントロール計算エンジンを活用し、航空機の搭載物の重量予測や配分、割付方法シミュレーションなどの機能に対して、さらなる自動化を進めることで最適なロードコントロールの支援を実現。システム構築においては、大連(中国)にあるIBM Chinaグローバル・デリバリー・センターを活用し、適正なコストと納期を実現している。
IBMでは、膨大な情報をビジネス分析に活用し、より確かな意志決定支援や新たなビジネス、サービスの創造を促進する「BAO(ビジネス・アナリティクス・アンド・オプティマイゼーション)」を強化しており、今回のシステム構築は、BAOの領域の一つとなる。