高橋洋子、『エヴァ』主題歌から26年 「アニソンは国境を超える最強のパスポート」

歌手の高橋洋子が5日（土）、都内にて『新世紀エヴァンゲリオン』主題歌「残酷な天使のテーゼ」高橋洋子スペシャルライブ【Refrain】を開催。ライブ前の囲み取材にて高橋が「アニソンは国境を超える最強のパスポート」と語った。

鮮やかなブルーが目を引く華やかな衣装で登場した高橋。配信ライブを前に「コロナでなかなかお客様とお会いしてライブをする機会が随分なかった。こういう新しい形で歌を聴いていただいて一緒に楽しんでいただけるということで、スタッフ一同とっても楽しみにしています」と顔をほころばせた。

1995年放送のTVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』主題歌「残酷な天使のテーゼ」、1997年公開の『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』主題歌「魂のルフラン」などで知られる高橋は、エヴァンゲリオンシリーズの公式アンバサダーも務めている。

「26年前にTVシリーズの主題歌を歌わせていただきまして、気がついたらずいぶんな年月が経っていたんですが、コロナでみなさんステイホームということでもう一度TVシリーズから見返してくださる方も世界中にたくさんおられまして。私にとってみたら26年前ですが、去年初めて観た人にとっては“今”なんですよね。新しいファン層の方と出会えた」としみじみ。

「今まさに絶賛公開中の劇場版もございますので、長い年月を経て今日に至る。初めて歌った時は26年後に映画が続いているなんてことは想像もしていなかった。私がやらせていただいているジャンルはアニソンですが、アニソンは国境を超える最強のパスポートだと思っていまして、世界中のいろんな方が同じ言語で歌ってくださるという現象をいろんな国で経験してきて今があります」とアニメソング=“アニソン”の持つ力を実感していた。

また、カラオケで「残酷な天使のテーゼ」や「魂のルフラン」を上手く歌うコツを聞かれると「実は私、先日『～高橋洋子のヴォーカル・レッスン～「残酷な天使のテーゼ」「魂のルフラン」をだれよりも上手に歌えるようになる本』という本を出したりなんかしておりまして...（笑）。そちらの方を観ていただけるとより詳しく体験していただけるかと」と自著を宣伝。

そのうえで、「ゆっくり歌う練習をしていただくという方法もあります。カラオケとかで早く歌っていると歌えている気になるんです。運動も踊りもそうですけど、ゆっくりと正しい音程で正しいリズムで歌う練習をして、そこから少しずつテンポを上げていくと実は上手くなるということが実験でわかっております」とコツを紹介していた。

なお、ライブの模様は6月5日の本配信後、下記URLより6月12日23時59分まで見逃し配信が視聴可能。

https://nissin-ps.com/live/detail/b3ebb83b

【写真】ブルーの衣装が印象的な高橋洋子の撮り下ろしショット