セルフプロデュースで“最大露出”に挑戦した最新写真集『Leap』(KADOKAWA)が7月21日に発売された。
【写真】血管浮き出る“ふみ潰し”バストに注目、鈴木ふみ奈の撮りおろしカット
──『Leap』は鈴木さんにとって4年ぶり、4冊目の写真集となります。その間に二十代から三十代になりましたが、二十代の頃と比べて体に変化は感じますか?
鈴木 十代から二十代前半の頃は全体的にパーン!としていたんですよ。体だけではなく顔もパーン!と……(笑)。二十代後半になるとそれが落ちてきて、三十代になった今は私的に一番好きな体型です。もちろんパーンとしていた方が好きな方もいると思うんですけど、今は女性らしい柔らかさもありつつ締めるところは締まっているので、メリハリのある感じに仕上がっているのかなと思います。
──具体的なパーツでいうと、どういう違いがあるのでしょうか?
鈴木 若いときは胸の上の方に肉が付くんですよ。それだと服を着ているときに、すごく太って見えるんです。今は自分に似合う服が分かってきたというのもあるんですけど、プライベートでファッションを楽しめるような体型でありながら、グラビアでも自分が目標としている体型になっているので、一番バランスがいい状態です。
──体型面で目標にしている方はいらっしゃるんですか?
鈴木 海外のスーパーモデルでアシュリー・グラハムさんです。全体的に肉付きの良い方なんですけど、日本の女性って細身のモデルさんを目標にする方が多いじゃないですか。私はそうじゃなくて、胸もお尻もあって、でも締まるところは締まってというのが理想で、そういうボディラインに憧れる女性を増やしていきたいんです。
──メリハリのある体型は昔から理想にしていたんですか?
鈴木 昔は違いました。周りがダイエットしているから、なんか分からないけど自分もダイエットしよう、みたいな。「痩せている方がいいらしい」という洗脳から、特にこだわりもなく痩せようとしていましたね。
──どういうきっかけで意識が変わったのでしょうか。
鈴木 グラビアをやるようになって、こういう体型になりたいという目標ができていく中で、確かに今の日本は細い方が人気かもしれないけど、自分の目指すところは違うなと。大きかったのは2018年に出場した「ミス・ワールド・ジャパン2018」で、そのときに世界にも目を向けるようになって、海外では目指す体型がバラバラと聞いたんです。それこそ細い方がいいって人もいれば、メリハリのある方が好き、むっちりしてボリュームのある方が好きって人もいて、日本も細い体型を目指すだけじゃなくて、それぞれの価値観で目指す体型が変わるような世の中を作りたいという気持ちになりました。いずれは「グラビアアイドルの鈴木ふみ奈ちゃんになりたい」って言われるようなポジションを、グラビアで築いていけたらいいなって思います。
──今回の写真集には、鈴木さんが自ら書かれた短いエッセイが15編掲載されていて、そこにはグラビアのこだわりや、仕事のスタンスなどが綴られています。個人的には「ふみ潰し」というエッセイのタイトルに目を惹かれました。
鈴木 私は胸の血管が出やすいんですけど、胸を潰すことによって、より血管が浮き出て、胸のボリュームも出るんです。私はこの血管が良いと思うし、こだわりの1つですね(笑)。
──2010年にデビューしたので、グラビアアイドルとして10年以上のキャリアを誇りますが、ここまで長くやる気持ちはあったんですか?
鈴木 最初はなかったです。私の親友が芸能界にいたので、何となく自分も入ることになって。ある日、ハプニングでマネージャーさんに着替え中の下着姿を目撃されたことがきっかけでグラビアを始めました。そこから、ものすごいスピードでグラビアにハマって、あっという間でした。長くやれているのは、めちゃめちゃ幸せなことだなと実感します。
──最後に移り変わりの激しいグラビア業界で、長く活動できる秘訣を教えてください。
鈴木 周りの人に恵まれたのが大きいです。私の友達は意欲的な子が多くて、自分からいろんなものを生み出していくんです。
(取材・文/猪口貴裕)
▽鈴木ふみ奈
1990年7月5日生まれ、埼玉県出身。B96・W60・H93。グラビアアイドルとして第一線を走り続ける一方で、舞台や映画など女優としても活躍している。
Twitter:@suzukifumina
Instagram:fuminasuzuki