【写真】「ちょっとぷにぷにしているぐらいの方が魅力的」鷲見玲奈アナの撮り下ろしカット【6点】
――フリーになった直後に、今回の写真集のお話があったそうですが、オファーがあったときはどう思いましたか?
鷲見 もともと女優さんやアイドルの子の写真集が好きで、けっこう所有しているんです。なので「私なんかが出して大丈夫かな……」と心配になりました(笑)。
――いつ頃から写真集が好きになったんですか?
鷲見 中学2年生のときに、広末涼子さんの写真集を買ってからずーっとです。単純に憧れというか、こういう透明感のある女性は素敵だな、こうなれたらいいなという視点で、いろいろな方の写真集を買っていました。他にも堀北真希さん、蒼井優さん、佐々木希さん、石原さとみさん、内田理央ちゃん、馬場ふみかちゃん……。
――確かに透明感のある方ばかりですね。今でも見返すことはあるんですか?
鷲見 あります。ただ今回、写真集を作ることが決まってから、そういえば構成などを意識して見ていなかったなと思って、意識的に見返しました。それまでは単純に可愛いなと思って眺めていたんですけど、こういう衣装を入れると中だるみしないんだなとか、ここでこういうカットをポンと入れるから飽きないんだなとか、寄り引きのバランスとか、細かい部分を見るようになりました。
――完全に編集者目線ですね(笑)。鷲見さん自身は撮影前、どんな写真集にしたいと考えていたんですか?
鷲見 明確なコンセプトを決めずに、沖縄本島と久米島に行って、流れで撮ってみようということで始まったんですが、私の中ではフェチっぽい写真を撮りたいなと思っていて。足とかお尻とか鎖骨とか、世の中にはいろんなフェチがあるじゃないですか。
――カメラマンの三瓶康友さんはいかがでしたか?
鷲見 初めて『週刊プレイボーイ』でグラビアをやらせていただいたときに、撮影していただいたのが三瓶さんで。事務所の人と「写真集をやるなら三瓶さんがいいね」というお話をしたぐらい、素晴らしい仕上がりだったんです。なので写真集でもご一緒することができて、すごく嬉しかったです。
――写真集の撮影に臨むにあたって、パーソナルトレーナーをつけてトレーニングを積んで体重を増やしたそうですね。
鷲見 個人的に女性の写真集を見ていて、ガリガリの体型だと「大丈夫かな……」って不安になっちゃうんです。どちらかというと、ふっくらしていたり、ムチムチしていたり、ちょっとぷにぷにしているぐらいの方が魅力的だなと思って。今回撮影するにあたって2キロぐらい増やしました。
――「フェチっぽい写真」というお話がありましたが、特に注目してほしいパーツは?
鷲見 どこだろうなぁ……。おなかがぷにっとしているので、そこですかね(笑)。雑誌のグラビアだと修正を入れちゃうんですけど、それをなくしたというか。完成した写真集を見て、「こんなに修正を入れてなかったっけ? 大丈夫かな……」って思うぐらい、良くも悪くもリアルが詰まっているかなと思います(笑)。
――初めて完成した写真集を見たときは、どんな気持ちでしたか?
鷲見 感慨深かったですね。初めて見たときはうるっときました。こんなに写真集の制作に関わっている被写体も珍しいだろうってぐらい、めちゃめちゃこだわって作ったんです。構成もそうですし、帯の文字の書体一つ取っても、「こうできませんか?」って提案をしました。
――書体までチェックしたんですか!
鷲見 書体もですけど、文字の色も意見を言わせていただいたんです。表紙タイトルで“すみ”だけピンク色になっていますよね。あれはパッと見の表紙の印象が黒と黄色とピンクだったので、そこに違う色を入れると気持ち悪くなるなと思ったんです。それで、全体のバランスを考えて、唇の色と同じピンク色がいいなと。ただ唇の色そのままだと暗かったので、気持ち明るくして、あの色に落とし込みました。
――さすが写真集好きだけあって、ものすごいこだわりようですね。
鷲見 スタッフの方には、よくここまで付き合ってくれたなって感謝しています。集英社さんから写真集のお話をいただいたときに、「写真集を出すなら、できるかぎり自分でも関わらせていただきたいです」ってお話をしたんです。
【後編はこちら】鷲見玲奈アナ、最初で最後の写真集を語る「水着は恥ずかしさはなかったけど、寒かったです(笑)」