2004年にデビューし、持ち前の癒やし系スマイルでグラビアイドル、女優として人気を博した工藤里紗。13年ぶりとなるイメージDVD『return~ただいま~』でグラビア復帰を果たした彼女に、現在の日常を聞く。
工藤が、金髪姿で撮られた学生時代の写真から発生した“元ヤン”説に言及したほか、ファンへの思いや今後の展望についても語ってくれた。(前中後編の中編)

【写真】イタズラっぽい笑顔は13年前のまま、工藤里紗の撮り下ろしカット【9点】

──8月に開催されたDVD発売記念イベントでは多くのファンの方との交流もあったかと思います。

工藤 本当にびっくりするくらい「前に来てくれていた方だ」ってすぐにわかったんです。8割くらいがずっと前から応援してくれていた方たちで、全然変わっていない。一緒に年を重ねていて、こんなに久しぶりでもわかるものなんだなと思いましたね。活動を長い間していないということは、私はいなくなったようなものじゃないですか。でも、皆さんの中にはそのまま私という存在が続いていてくれていたんだなと思って、すごくうれしかったです。

──印象に残っている声はなにかありますか。

工藤 私を見ることで受験を頑張れました、って言ってくれた方がいて、「私はそういう風に言われたかったんだよな」と思いましたね。若い時には余裕がなかったけど、今はそういう言葉を素直に喜ぶことができました。

──SNSを始めたことでファンの声も届きやすくなりましたよね。

工藤 本当にそうですね。
昔は直接お話をしたとしてもなにが起こっているのかわかっていないような状態だったので、今は近くに感じられてうれしいです。

──工藤さんのインスタグラムは自宅での投稿なども多く、穏やかな暮らしぶりが想像できて身近に感じられます。ご実家での投稿もよくされていますよね。

工藤 そうですかね(笑)。本当に地味なんですが、私は普通の人だし、等身大でいたいんですよね。タレントでもこんなに普通なんだって思ってもらいたい。友達もあまりいないし、実家ばかりいますね(笑)。

──(笑)。

工藤 そんな人でも楽しく生きているよって伝えられたらいいなと。引きこもりだし、全然派手な暮らしじゃないんですけど(笑)。

──いや、それがいいなと思います。今はどんな暮らしぶりなんですか?

工藤 本当になにもしてないですよ(笑)。
ただ生活している。掃除してご飯を作ってちょっとゆっくりして運動して。それだけ。

──コロナ禍で外出しにくくなったと思いますが、それ以前はなにかアクティビティなどされていましたか?

工藤 ひとりでちょっと出かけるとか、たまに飲みに行くくらいでしたね。あとは野球を観に行っていました。今はあまり行けないんですけど、家が好きなので毎日全然楽しいです。YouTubeしか観ていないですね(笑)。

──YouTubeはなにを観ているんですか?

工藤 いっぱい観ますが、タレントさんのチャンネルが多いですね。カジサックさんとか。パパラピーズさんも観ます。エミリンさんとか、ちょっと若い子のも観て学んでいますね。

──工藤さんご自身はYouTubeを開設されないですか。


工藤 楽しそうだなとは思いますけど、それは夢のまた夢です(笑)。

──工藤さんといえば、学生時代の写真が金髪だったことで“元ヤン”説がされたこともありました。

工藤 ヤンキーじゃないんですけどね。これに関しては改めて誤解を解きたいです(笑)。私の中では金髪がおしゃれだと思って、今でいうきゃりーぱみゅぱみゅさんみたいな気持ちでやってたんですよ。あれが人生で1回だけの金髪姿なんです。それで「わー」ってなって、写真もいっぱい撮ったんです。普段は黒髪だったけど気に入ってないから写真が残ってなくて、自分ではヤンキーとも思ってないから金髪の写真を出したらそう言われてしまった。そこまでいい子だったわけでもないから、そう答えていたら「いい子じゃない=ヤンキー」という形でさらに話が広がってしまって(笑)。そのまま弁解する場もなくここまで来てしまいました。

──それは……(笑)。今になってやっと弁解できたわけですね。


工藤 できましたね(笑)。昔は情報も少なかったからそれで確定してしまっていたんですよね。間違った情報が広まっても、タレント側も面白ければいいかなと思っていた時代でしたし。

──確かに。DVDに話を戻すと、今後のグラビア活動は?

工藤 オファーがあればぜひ。年齢的には30代のうちまでかなと思っています。この先もたくさん出ますと誓うことはできないので、今回のDVDを観てほしいなという気持ちですね。

▽工藤里紗
Instagram risa910104
Twitter @KUDORISA

【前編はこちら】工藤里紗が今振り返るデビュー直後の栄光と葛藤「このままでは崩れる」

【後編はこちら】工藤里紗、激動の時を経てたどり着いた境地「こだわりを持つと叶わなかったときに苦しくなる」
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