アイドルとしてデビュー後セクシー女優に転身し、圧倒的な人気を誇る三上悠亜。2019年からはアパレルブランドのプロデュース、先日開催された「関西コレクション 2021 A/W」にも出演するなど、女性からの支持も厚い。
セクシー女優としてだけではなく、ブランドやK-POPグループのプロデュースなどジャンルレスに活躍する彼女に、デビュー時の決意や仕事論、結婚論について聞いた。(4回連載の4回目)

【写真】「ありのままの自分を見てほしい」三上悠亜の撮り下ろしカット【10点】

──三上さんはもともとアイドル好きというお話ですが、最近のアイドルは追っていますか?

三上 好きですよ、アイドルはいまだに。ハロー!プロジェクトのファンクラブにも入っていますし。推しはJuice=Juiceにいた宮本佳林さんで、グループを卒業した今もM-line(※ハロー!プロジェクトを卒業したアーティストの公式ファンクラブ)で応援させていただいています。

 宮本さんがいなくなったJuice=Juiceも変わらずに好きで、今は箱推しって感じかな。もっと言ってしまえば、要はハロー!プロジェクト全体が好きなんですけど。もうその点は昔から1ミリもブレない(笑)。逆にハロプロ以外のアイドルは正直あまり興味ないかもしれません。

──なぜハロプロばかりを?

三上 もともと私は小学校低学年のときから松浦亜弥さんが大好きで、コンサートにもよく行っていたんです。そして自分もいつかハロー!プロジェクトに入りたいと思っていました。

──受けなかったんですか?

三上 もちろん受けましたよ~! 結果はダメでしたけど。
に関するニュース">モーニング娘。も受からなかったし、ハロプロエッグも2次審査とかで落ちました。でも、それも納得はできたんですよ。というのも私はハロー!プロジェクトが本当に好きだから、ハロー!プロジェクトがどういう人材を求めているか理解できる部分があるんですね。どんなタイプの子がハロプロで活躍できるかもイメージできますし。そういった角度で考えると、自分はたしかにハロプロ向きではないなと(笑)。

「好きなことと得意なことが違う」ってよくある話じゃないですか。ハロー!プロジェクトに関しては応援しているほうが向いているんだろうなと諦めました。

──小学校低学年からずっと変わらずに応援し続けていたんですか?

三上 いや、正確には離れた時期はありました。もう少し細かく私のファン遍歴を語ると、松浦亜弥さんのあと、Berryz工房にハマったんですよ。特に嗣永桃子さん。ももちです。
その頃は完全にヲタクとして生きていましたね。土日はすべてヲタ活に費やしていましたし。

 ところが中3のとき、自分もアイドルになったことで「このままでいいのか?」と考えるようになったんですよね。当時はいわゆるヲタ仲間も大勢いて、いつも一緒に楽しく過ごしていて……。でも、それって傍から見ると「あのアイドル、ヲタクの男と繋がっている」ってことになりかねないじゃないですか。これはマズいと焦り、断腸の思いでBerryz工房の現場から離れることにしました。とはいっても、武道館で行われた解散コンサートだけはさすがに足を運びましたけど。

 それで2019年の3月、辻希美さんと加護亜依さんがWとして1日だけ復活したことがあったんです(※「Hello! Project 20th Anniversary!! Hello! Project ひなフェス 2019」)。しばらくアイドルのライブはご無沙汰だったけど、これだけは見ておくべきだと思い、私も幕張メッセに足を運んだんですね。そうしたら……見事にやられました(笑)。やっぱりハロプロは神の集団でした。

──あの日の「ひなフェス」は辻・加護タッグ復活もさることながら、電撃復帰した鞘師里保さんへの声援もすさまじかったです。


三上 本当にあれはすごかった! 会場全体がどよめいていましたからね。私、鞘師さんがモーニング娘。でバリバリやっていた時期は、ちょうど離れていた時期で、見ていないんですよ。もちろん人気があったことは知っていましたけど、会場で見て「ここまで!?」って驚きました。圧倒されちゃった。その日にJuice=Juice・宮本佳林さんの魅力にもやられちゃって、もう迷うことなくファンクラブに再入会しました(笑)。

 自分でもベタだなぁと思うんですよ。あやや、ももち、そして佳林ちゃん……結局、プロフェッショナルなアイドルが好きなんです。そもそもハロプロ全体がプロ集団という面がありますし。自分はアイドルとしては劣等生だったけど、でも違うジャンルでプロ意識は持っていたいなと思うんですよね。

【1】三上悠亜が語るファンと私「ありのままの自分を見てほしい」はこちらから

【2】フォロワー数670万人・三上悠亜の不安「SNSのフォロワーが増えても私は何も変わらなかった」はこちらから

【3】三上悠亜が振り返るデビュー時の覚悟「ここで成功できないようなら、私の人生は終わり」はこちらから