【写真】八重歯がキュートな名取くるみの私服撮りおろし【10点】
──まずはグラビアのお仕事を始めたきっかけから教えていただけますか?
名取 友達の紹介で、ブランドのお洋服を着てウォーキングするモデルのバイトを大学4年生のときにしたんです。そのときに現場にいらっしゃった方から、「グラビアができる子を探しているのですが、イメージDVDに興味ありませんか?」と声をかけていただいたのがきっかけですね。
──もともと芸能界に興味はあったんですか?
名取 まったくなかったです。それまではMR(医薬情報担当者)になってバリバリ稼ぐぞ! って思っていて、すでに製薬会社から内定ももらっていたんです。でも、そういう普通とは違う道に進んだら人生が楽しそうだなと思ってグラビアを始めました。ただ内定先に辞退するとお伝えするのが気まずくて……。
──内定もあって芸能界に興味がなかったのに、よく決断できましたね。ご両親はどんな反応だったんですか?
名取 グラビアというのは伏せて、ただ「芸能の道に進みたい」と話したんですけど、反対されましたね。特にお母さんは製薬会社に就職してほしかったみたいで「1、2年経って芽が出なかったらちゃんと就職して」と言われました。
──実際に初仕事がイメージDVDだったんですか?
名取 そうです、いきなりイメージDVDでした(笑)。それまで映像系のグラビアについて知らなかったんですけど、とんとん拍子に撮影が決まったのもあって撮影前に観ることもなくて。当時は事務所にも所属していなかったので、撮影現場では本当に右も左も分からない状態だったんです。
──事前の打ち合わせでは、いろんな水着が並んでいる訳ですよね。
名取 「このTバックは何?」と思いながら試着していました(笑)。ほとんど海やプールに行ったことがないので、水泳の授業以来の水着でしたね。
──授業ぶりなのにTバックとはずいぶん思い切りがいいですね(笑)。
名取 人生一度きりなので、やれることはやろうと思ったんです。それと私、漫画が大好きなんですけど、少年誌や青年誌にグラビアって付き物じゃないですか。そういうのを見て水着もファッションの一部としてとらえていて、可愛くてキレイだなと思っていたんですよね。なので、グラビアで水着を着ることに抵抗はなかったんです。
──1stDVD『クルミ ミルク』は、結構攻めた内容ですよね。
名取 マネージャーさんもいないので、現場で「どこまでいける?」って撮影の流れで聞かれるんです。でも他の作品を知らないし基準が分からなかったので、お尻を半分見せたり、手ブラをやったりと1stにしては攻めた内容になりましたね。
──それが嫌ということもなく?
名取 むしろ初めての現場というのもあってワクワクしていたので、すごく楽しかったです。夕食はホテルのカニ食べ放題で、こんなに「撮影現場って豪勢なんだ!」と感動したのを覚えています(笑)。
──ご両親にはイメージDVDのことは伝えていたんですか?
名取 当時は実家暮らしだったんですけど、伝えたのは撮影の前日です。すごく反対されて、結局ケンカしたまま家を出ました。撮影が終わって帰宅したときも、ほとんど口をきいてくれなかったですね(笑)。
──今はどうなんですか?
名取 応援してくれています。結構セクシーなグラビアでも、掲載されるたびに実家に持って帰って親に見せています。さすがにイメージDVDは見せてないですけどね。
──お父さんはグラビアの感想を言ってくれるんですか?
名取 私の前では「こんなに脱いで!」って言ってくるんですけど、お母さんが「友達とオンライン飲み会をしたときに、自慢げにグラビアを見せていたよ」って教えてくれました(笑)。なんだかんだ言って応援してくれているんだなって分かって、もっと頑張ろうと思いました。
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(取材・文/猪口貴裕)
▽名取くるみ(なとり・くるみ)
1996年6月16日生まれ、千葉県出身。2019年に1stDVD『クルミ ミルク』でデビュー、均衡のとれたスタイルは“グラビア界一の黄金比ボディ”と称されている。
Twitter:@natori_kurumi
Instagram:_miru960616