12月22日に最新写真集『約束』、28日にDVD『美少女に愛され過ぎるのも困りもの』を発売したグラビアアイドル・徳江かな。2017年からスタートさせたグラビア活動はもちろん、2021年からはアイドルユニットのメンバーとしてもデビューするなど精力的に活動している。
そんな彼女のパーソナルな部分と、これまでのキャリアを聞いた。(前後編の前編)

【写真】徳江かなの撮りおろしカット【8点】

──発売中の最新写真集『約束』(ジーオーティー)はどんな作品に仕上がっていますか?

徳江 同時期に発売されたDVD『美少女に愛され過ぎるのも困りもの』(エアーコントロール)と連動していて、テーマとしては「幼なじみとの再会」。リゾートバイトで訪れた宮古島で偶然幼なじみと再会して……という内容になっています。宮古島自体もコロナ禍だったので1年ぶりでした! 

──撮影で印象深かったことはありますか?

徳江 写真集とDVDを同時に撮影していたので、やっぱり流れでの撮影と決めカットではポージングや求められてくることも違って。そういう感覚の違いが印象的でした。あとはやっぱり海! 宮古島の海が大好きなので、そこはすごく生き生きしていると思います(笑)。

──今回で写真集は3冊目ですよね。

徳江 そうですね、これまでちょうど1年半ごとに1冊出させていただいています。今見ると1stの頃はすごく幼なくて、1stから2ndにかけてが一番変化しているかも? というのも私は現場で成長していくタイプなので、グラビアをあまり知らない状態で始めたの1stと、ぐんぐん吸収した結果が2ndには表れていると思います。

──徳江さん2014年に芸能界デビュー、グラビア活動は2017年と少しギャップがありますよね。どうしてグラビア活動を始められたんですか?

徳江 もともと芸能活動は、興味があったところにスカウトしていただいたのがきっかけでした。最初は「ドラマに出たい!」という気持ちだったのでお芝居をメインに活動していたんですけど、高校を卒業したタイミングで「どうやって有名になっていけばいいんだろう?」と改めて考えて、グラビア活動を始めました。


──グラビア自体に抵抗はなかった?

徳江 葛藤はありましたね。今後の活動についてや、グラビアをやるかやらないか、というのはたぶん半年くらい事務所と話し合いました。これがきっかけで決断しました、というよりは話し合いの中で徐々に挑戦してみようかな……と気持ちが変化していった感じです。

──実際にグラビアのお仕事を始めて、好きになった瞬間はいつですか?

徳江 撮影しているときから楽しいなとは感じていたんですけど、やっぱり初めて撮りおろしていただいた作品が世に出た瞬間ですかね。

──1stDVD『初恋Days』はAmazonとDMMのDVDランキングで1位を獲得するなど絶好の滑り出しでしたね。

徳江 でも当時は「何でだろう?」っていう気持ちが大きかったです。グラビアを始めても知名度が急激に上がることはないだろうと思っていたので、フォロワーさんが一気に増えてもただただ困惑というか。うれしいというよりもどうしてだろう、という気持ちが強くて。ランキング1位ももちろんうれしかったですけど、そんなものだと思っていたんです。あまりグラビアのことを知らずに始めてしまったので、1位をとれることはすごいことなんだっていうのはファンの方からいただく声で徐々に感じたことでした。

──1位がグラビアアイドルとしての自信になったわけじゃないんですね。

徳江 そうですね。
でも1位をきっかけにファンの方が増え、撮りおろしのお仕事をいただけたりと、一気に人生が変わった感じはしました。

──逆に壁にぶち当たった瞬間はありますか?

徳江 今はグラビアを始めて4年目なんですけど、3年目のときに一つの区切りを感じてしまって。その時期はDVDのリリースもいったん止めて、「女優になりたくて芸能界に入って、今はグラビアも楽しいけど、結局自分はこれから何がしたいんだろう?」と改めて考えましたね。もちろんコロナ禍でイベントが減ったり、開催できてもファンの方はいつもより少なかったりしたのも大きかったと思います。

──考えこみ、それでもやっぱりグラビアを続けようと思ったのはどうしてなんでしょう?

徳江 うーん、そんな考えていてもしょうがないかなって(笑)。まだ23歳ですし、突っ走るしかないかなってポジティブな気持ちになったんですね。

──中学生から芸能活動をしていて、辞めたいなと思う瞬間はなかったんですか?

徳江 何度かありますね。大量のレポート課題と舞台の稽古期間が重なるとか、出席日数がヤバすぎて舞台の本番終わりにダッシュで学校に行くとか……学業との両立はかなり大変で、いったん波が落ち着いたときに疲れたなってなっちゃったんですよね。

──そこを乗り越えたのはどうしてですか?

徳江 大学に進学する気はなかったので、高校を卒業して自分に何が残るんだろう、って考えたときに、辞めちゃだめだなって思ったんです。

──芸能界への憧れはいつからあったんですか?

徳江 小学生の頃から、その期のドラマを全部チェックするくらいテレビっ子だったので、この画面に出たい!という漠然とした気持ちがずっとあって。毎日習い事していたんですけど、ドラマを観るのためにダッシュで帰宅していたくらいドラマ好きでした(笑)。

──待ってください、毎日習い事ですか?

徳江 バレエ、水泳、塾、器械体操、塾、ダンスに加えて週3でそろばんも通っていました。
今思うとかなり多忙でしたね(笑)。

──すごいですね! でもそれだけ詰まっていると友達と遊ぶ時間がほとんどなくないですか?

徳江 いや、頑張っていました! 学校が終わって、習い事までの時間がたとえ5分でも遊びに行っていました(笑)。よく考えると忙しすぎですよね。でもこの時代があったからこそ最近の忙しさを乗り越えられたのかもしれない(笑)。

──もともとお休みの日に休むのが苦手なタイプなんですか?

徳江 そうですね。基本動いていることが好きで、家にじっとしていられないんです。突然できた1日オフとかはどうしていいかわからなくて、結局寝だめしちゃいますね。

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▽徳江かな(とくえ・かな)
1998年12月13日生まれ、神奈川県出身。O型。グラビアアイドルとして活躍する一方、アイドルユニット「カメレオンリパブリック」のメンバーとしても活動している。
Twitter:@tokue__kana___
Instagram:tokue_kana
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