SKE48から卒業を発表している大場美奈。4月1日(金)パシフィコ横浜国立大ホール、4月2日(土)・3日(日)KT Zepp Yokohamaにて卒業コンサートが3日間にわたり開催される。
SKE48の29thシングル『心にFlower』(3月9日に発売)では、カップリングに初めてのソロ曲、卒業ソングである『生まれ変わっても』が収録。卒業を前に、改めて今の気持ちを聞いた。(前後編の前編)

【写真】可愛さを更新し続ける大場美奈撮り下ろしショット【10点】

――シングルのカップリングに初めてのソロ曲『生まれ変わっても』が収録されますね。

大場 一生の宝物ですね(笑)。秋元先生から1行でも歌詞をいただけたら嬉しいのに、「何行いただけたの?」っていう(笑)。

――ソロ曲をもらった卒業生が何人かいましたが、自分ももらえたらなという願望はありましたか?

大場 ありましたけど、どうしたらいただけるかなんて検索しても出てこないですから。自分なんて、いただけるレベルにないと思っていたので。

――歌詞を読んで感じたことは?

大場 2番に「失敗と間違い」という歌詞があるのを見て、「忘れられてないんだな」って思いました(笑)。でも、その歌詞が入っていて、嬉しかったです。当時のAKB48を少し騒がせてしまって…。自分で振り返っても“あんな出来事”はなかなか出会えないというか。

――AKB48のドキュメンタリー映画第二弾でも長く時間を割かれていましたね。


大場 実は、私はまだ第二弾を観ていないんです。直視できないというか。月日が経って、その事実を受け入れられてはいるけど、最後にこうして歌詞に書いていただけると、秋元先生のなかに私という人間がしっかり刻まれているんだなと伝わってきて、それが嬉しかったです。

――そんなソロ曲のMV撮影はいかがでしたか?

大場 不思議な気分でした。自分がずっとカメラに映るなんて、そうそうないことですから、新人みたいな気持ちになりました。「こんなに自分の顔のアップが続いて大丈夫?」って(笑)。でも、名古屋の生活圏内で撮影したので、楽しんで撮影できました。

――ラストはすっぴんを披露していましたね。

大場 個人情報はほぼさらけ出して活動してきたので、最後はすっぴんをさらして終わりました(笑)。たとえば、コンサートのメイキングを撮る時も事前にメンバーは知っているので、軽くメイクはしているんですね。だから、マジで初です(笑)。

――自分でかわいくなったと思いません?

大場 明らかに思います(笑)。
いや、ほんとにノーいじりなんですよ! AKB48時代は単純に太ってたんです。だらしない生活してたから(笑)。SKE48に来てから運動量が増えたこともあって、細胞レベルが変わったと思います。若返ったのかな。

――4月には卒業コンサートも開催されますね。

大場 それに向けて、エステにも通っているし、ダイエットもしています。大好きな炭酸ジュースも控えていて。峯岸みなみさんが禁酒していたのを学びました。

――そうなると、心が卒業へとどんどん向かって行きませんか?

大場 それが、そうでもなくて。表題曲のMVを撮っていても、ソロ曲もMVを撮っていても、まだ実感がわいてこないんです。今までの卒業生に聞いてみたんです、「実感っていつわくものなの?」って。半数以上は、「卒業公演をしても、実感はわかなかった」と答えていました。
「また劇場に来るんじゃないかという感覚に陥った」って。だから、当日までどういう気持ちになるか、自分にしか分からないでしょうね。(後編へつづく)

【後編はこちら】SKE48卒業・大場美奈が今後を語る「おばあちゃんになっても、2時間ドラマに出られる役者に」
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