今年、デビュー10周年を迎える女優・タレントの佐野ひなこ。そんな節目の年にリリースされたのが"過去最高の美ボディ"を披露した最新写真集『BE WITH ME』(光文社)だ。
今回、そんな佐野ひなこの神プロポーションの作り方を聞いた。
(前後編の前編)

【写真】"過去最高の美ボディ"を披露した佐野ひなこの撮り下ろし写真

──2020年から1年に1冊のペースでコンスタントに写真集を出していますが、今年2月22日に発売した『BE WITH ME』はデビュー10周年を記念した写真集になります。

佐野 こんなに短いスパンで写真集を出させていただくのはありがたいです。ただ毎回違いを見せなきゃいけないので、雰囲気やシチュエーションなどが同じにならないように意識しました。

──撮影は沖縄で行われていますが、ビーチやアメリカンハウスなど沖縄ならではのロケーションが活かされているなと感じました。

佐野 デビュー当時から沖縄で何度もグラビアを撮っていただいていますし、プライベートでも大好きな場所です。馴染み深いロケーションもあれば、初めて行く場所もあって、新しい発見もできた素敵な撮影でした。スタイリッシュな写真も多くて、衣装とロケーションがマッチしていて自分でもお気に入りの写真集に仕上がりました。

──今作では美しいボディーラインが強調された衣装も多いです。

佐野 プロポーションを過去最高に良く見せなきゃなという気持ちで臨んだので、衣装も含めてベストだったんじゃないかと思います。

──今回の写真集のためにボディーメイクなどは行ったんですか?

佐野 いつもなら写真集が決まって、撮影の2、3か月前から追い込んでいたんですけど、今回はそういうことを全くせず、今の体をキープすることを意識しました。今が自分的には一番良い体のバランスだと、ここ数年感じていて、それに対してのアプローチというか。
もちろん日頃からケアはしているんですが、「頑張らなきゃ!」って力む感じをなくしました。それよりも肌の質感などにこだわりましたね。

──鍛えると、また違った見え方になりますしね。

佐野 そうなんですよ。過去に頑張って鍛えて臨んだ写真集もあって、それはそれで違ったバランスを楽しんでいただけたのかなと思うんです。でも鍛えて体が大きくなったことによって、仲の良い人に「太った?」と言われて、そういう見え方もあるのかと。そういう感想をネガティブにとらえてしまい、モヤモヤする自分もいて、そういった経験から、もっと自分の好きな体にしようと思ったんです。それで数年前からジムのトレーナーさんにも相談して、今のような体作りをするようになって。今回の写真集が決まったときも追い込むことはせずに、週1、2回のペースでトレーニングは続けているので、そこは自信を持って、普段のバランスのキープを重視しました。

──具体的にどういう体作りを普段から意識しているのでしょうか。

佐野 常にくびれを意識しているのと、鍛え過ぎず、かといってたるみ過ぎずのベストなバランスと言いますか……。言葉で表現するのは難しいんですけど、この写真集を見てもらえれば私の好きなバランスを分かってもらえるかと思います。


──佐野さんのように、細くてくびれがあって、女性的な柔らかさもある体型は、なかなか他にお手本がいないのではないでしょうか。

佐野 海外の方も含めて、いろんなモデルさんや、お友達のグラビアの子など、素敵な女性の体を見るのも好きなんですけど、それになりたいと思ったところで骨格なども違います。なのでポージングなどは参考にしますけど、誰かのような体を目指すのではなく、いかに自分の体つきを最大限、良く引き出せるかを大事にしています。そのためには自分の体を好きになろうと、トレーナーさんやエステシャンの方など、自分の体をケアしてくださる信頼のおけるプロの方に相談しつつ、体を作り上げています。プロの方々は自分でも気づかない部分を指摘してくれますし、自分でも毎日、鏡の前で体をチェックして怠らないようにしています。

──10代の頃とは、グラビアの見せ方も大きく変化したのではないでしょうか。

佐野 10代の頃は何もしなかったというと大袈裟かもしれないですけど、こうなりたいという目標もなくて、今の自分を表現しているだけでした。今は、より健康的な体をキープし続けることの大切さなどのメソッドを学んで、それを表現したいという意識に変わりました。あとデビュー当時は写真集を出せること自体がうれしくて、「自分を見てほしい!」という気持ちが強かったです。今振り返ってみると、こういうモノ作りをしなきゃ、こういう自分を見せなきゃみたいな意識は低かったのかなって思います。ただ当時からスタッフさんとディスカッションはしていたので、そこはブレていないんですけど、より多くのことを考えるようになりました。

──改めて『BE WITH ME』の注目ポイントを教えてください。


佐野 とにかく肌の質感にはこだわりました。ツヤ感だったりシズル感だったり、それぞれのロケーションの光や影によって肌の質感が違うので、そこを楽しんでほしいです。

【後編はこちら】デビュー10周年 佐野ひなこ、グラビアで広がった自分の可能性「話をいただける限りは続けたい」

▽佐野ひなこ
1994年10月13日生まれ、第37回ホリプロタレントスカウトキャラバン2012でファイナリストとなり、芸能界デビュー。様々なテレビドラマに出演する傍ら、これまで5冊の写真集もリリース。デビュー10周年の節目に製作された最新作『BE WITH ME』では"過去最高の美ボディ"を披露し、大きな話題を呼んでいる。
【発売記念オンラインイベントを2日連続で開催決定】
3月7日は18時から「リミスタ」(https://limista.jp/projects/2791)、
3月8日18時から「トークポート」(https://talkport.com/2fc49e37)にて開催
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