【写真】笑顔でインタビューにこたえるNMB48 小嶋花梨【4点】
いずれも見応えがある動画となっているが、アイドルの公式チャンネルとしてはこれまでほとんどなかったコンテンツだけに賛否両論を巻き起こしているのもまた事実。本人は当然、始める前から批判的な意見が出るであろうことは予想もしていたという。では、なぜそこまでして彼女はYouTubeに取り組んでいるのか。本人に聞いた。(前後編の後編)
【前編はこちらから】NMB48小嶋花梨が語る異色YouTube開設の理由「メンバーの本音を伝えることで信用を取り戻したい」
──動画には2本の柱がありますね。「メンバーとの対談」と「8期生への講義」がそれです。
小嶋 対談に関しては、いま自分が話してみたいメンバーを呼ぶようにしています。大事なのは、1時間ぐらいカメラを回しているんですけど、それには話せるだけの材料が必要ですよね。だから、いますごく頑張っている子、このタイミングで話を聞きたい子、本音を聞いてみたい子……。そういう子から呼ぶようにしています。
たとえば、出口結菜の場合は、表では話せなかったことを聞こうと決めていました。そのためには何から話せばいいのかなって、すっごく考えました。
(渋谷)凪咲さんとの対談では、2人とも泣いてしまいました(笑)。凪咲さんとはグループについて一番しゃべってきた関係ですし、自分の考えを一番理解してくれる先輩なので。いつも2人で話していることがそのまま動画になりました。
──ファンの人からリクエストはないですか?
小嶋 あります。「私の推しの○○ちゃんと話してください!」という声をいただくことも多いんですけど、それってこのYouTubeのことをプラスなものとして捉えてくれているということですから、とても嬉しいことだと思います。
でも、自分的にはその子にとってベストタイミングがやって来てからが良いと思っているんですね。そのほうが結果的にはプラスに働くと思うので。
──「8期生への講義」については?
小嶋 8期生は入ったばかりなので、私が話したことを今は理解できないかもしれません。でも、それでいいと思っています。YouTubeのいいところは見返せるところですから、何年後かにふと見返して、気づきのきっかけになればいいんです。
8期生以外のメンバーからも反応があって、塩月希依音ちゃんや中野美来ちゃんからは「見てます!」と言ってもらえました。
──講義はしばらく続きそうですか?
小嶋 いや、そろそろ終わります。話すネタが尽きてきました(笑)。私自身にアイドルとして輝かしい功績があればいいですけど、そうじゃないから説得力に欠けるなとも思っていて。自分が話せることはキャプテンとして感じたこと、6年間アイドルをやってきて得たこと。この2つなんですね。そんな私の言葉でも誰かに届いたらいいなという願いはあります。
──YouTubeではありませんが、SHOWROOMで「リーダー対談」もしていますね。
小嶋 以前、ある企業の方とお話しさせていただいたんですけど、たくさんの経験をされた方のお話を聞くことって、本当に楽しいんです。それが「リーダー対談」を始めるきっかけになりました。まずはアイドルグループのリーダーやキャプテンのお話を聞いていこうと始めてみました。
──48グループ以外のリーダーとも対談していますが、そこで得たものはありますか?
小嶋 リーダーって真面目にしていないといけないと思われていますけど、そんなことはないと思います。ある方は「自分が一番ふざけようと思っている」とお話してくださいました。それを聞いて、私もふざけてみようと(笑)。チームNでは役職がないので、特にふざけやすい環境にあるので。
──今後、動画でやってみたいことは?
小嶋 アイドルとして活動していると、プライベートでいろんな方とお話することが難しいんですよね。もっと外の世界を知りたいのに、何も学べない環境にいるともいえます。なので、外の世界の方、たとえば起業経験のある方とか、そういった方とYouTubeを通じてお話してみたいです。
──ファンの人は、内側を見たいんでしょうけどね。
小嶋 そうですね。ドキュメンタリーの反響が大きかったのはそういうことだと思います。
──メンバーが聞くからこそ出てくる本音もありますからね。
小嶋 そう思います。私自身も、この子のこういう一面を初めて知った、なんてことがありますから。7期生の早川夢菜ちゃんとの対談はこれからアップされる予定(3/2にアップ済み)ですけど、彼女は喜んで来てくれました。話したい本音があったということですよね。
──登録者数や再生回数は気にしますか?
小嶋 はい。どちらかというと、再生回数のほうが気になります。NMB48のことを知らない方にも届くような動画を作るしかないですね。その前に、48グループのファンの方に届いてほしいとも思っています。ここ数年は姉妹グループの関わりが減ってしまって、互いに意識する機会も少なくなりましたよね。なので、他のグループの方へも積極的に絡んでいきたいと思っています。
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