【写真】メンバーが自由にペインティング、『僕らのVoyage』のMVメイキングカット【12点】
――『僕らのVoyage』のMV監督を務めた桑田さんの自己紹介をお願いします。
桑田 今、大学3年生で今年から4年生になる桑田吏功です。一昨年、コロナ禍に入った自粛期間に映像を始めて、少しずつミュージックビデオや企業のPVなどを撮り始めて今に至ります。
――『僕らのVoyage』のMVはアートがテーマで、青柳佑芽さんが担当スタッフとなりました。監督と青柳さんとのディスカッションでどんな意見が出たんですか。
青柳 『僕らのVoyage』は聴かせる曲だったりするので、アートっぽくきれいなMVになるんじゃないかなっていうのはありました。
桑田 楽曲自体かっこいい感じがあったので、それをどうやってアートと結びつけるかを考えました。ダンスシーンでかっこよさを表現して、あとみんなでペインティングしてるシーンでかわいさだったりメンバーの素の表情を撮ろうという形にしたんです。
青柳 監督が大枠は決めてくださってて、みんなでペインティングするって案は先に出していただいてたんです。
桑田 (笑)。でっかいキャンバスにみんなで絵を描いていくみたいなことは決めていたので、その他の要素を青柳さんに相談したんです。実際に使用した白いワンピースは、青柳さんのアイデアでした。
青柳 あ、そうでした(笑)。プールって言いましたけど、完成したMVを見たら映像の効果や照明でほんとに海にいる感じになっててすごく感動しました。
──海にしたいというのは、どこからの発想だったんですか?
桑田 『僕らのVoyage』の曲のテーマが出航とか航海って意味があるのと、泳いでる魚のダンスみたいなのもあったりして水と関係性があるなと思ったんです。なので、僕も水はどうにかして取り入れたいと思ってて、それで照明とかで水面っぽい感じを出して水を表現しようと思ったんです。
――なるほど。当日は、夜10時のタイムリミットギリギリまで撮影されてましたが、現場でのエピソードを聞かせてください。
青柳 このMVが、6本中最後の撮影だったんです。最年少の住田悠華が17歳なので、10時までに撮影を終えないといけなくてほーんとにヤバかったんですよ。
桑田 いやー、とにかく時間との勝負でしたね。実際、1時間ちょっとしか撮ってないんです(笑)。でも、撮影中はほんとに楽しかったです。ペインティングは、どんなものを描くかその場で決めたんです。10分前ぐらいに、海とか旅とかってテーマで描いてくださいってメンバーのみなさんに伝えたんです。
青柳 私もみんなと同じ10分前に知りました(笑)。とにかく絵の具を触るのが高校生ぶりでめちゃくちゃ久しぶりだったし、思ったよりキャンバスがデカくてみんなテンション上がっちゃって。最初は海とか航海とかきちんとテーマに沿って描こうって思ってたんですけど、開始5分ぐらいでみんなの頭からテーマは消えてましたね(笑)。私はテーマを守らなきゃって黙々と波を描いてたんですけど、メンバーに「紫で波を描くな」と怒られたりして(笑)。もうみんな絵の具は飛ばすし、誰かの服にひたすら描いたりで。ここにデカいキャンバスあるのに、途中からみんな自分の体がキャンバスだと思ってお互いに塗りまくるってました(笑)。
――絵のあとにダンスシーンの撮影がありましたね。
桑田 時間的にダンスがワンテイクしか撮れなくてヤバいと思ってたんですけど、すごくかっこよくまとまっててさすがだなと思いました。
――では、完成したMVの感想を聞かせてください。
青柳 ほんとに1時間で撮ったとは思えないクオリティーで驚きました。あと、ソロのリップシーンが、服の絵は独特だけど(笑)いい照明に照らされてみんなエモい顔をしてるんですよ。服にはふざけた後がいっぱいあるのに、めちゃくちゃかっこよく撮ってるっていうのがアプガ(仮)っぽくていいなと思いました。
桑田 僕としてもいいものができた感はありますね。ペイントシーンでもう何カットか撮りたいものはあったんですが、目標だったメンバーの素の表情を撮るっていうのもできたし、ダンスシーンもかっこよく仕上がったと思います。素の表情とかっこよさのバランスがすごくいい感じに出た、思い描いてたものが表現できました。
――では、担当スタッフとして青柳さんから『僕らのVoyage』のMVのPRをお願いします。
青柳 『僕らのVoyage』のMVは1時間という凝縮した時間で撮っていただいた、私たちの素が120%出た作品です。
▽『僕らのVoyage』MV
https://youtu.be/HICJagAeACI
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