【写真】『ウマ娘』『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』などやもはちさんのコスプレカット【28点】
──最初にコスプレを始めた頃のことって覚えています?
やもはちこ 私がアニメにハマってコスプレイヤーさんの存在を知った頃は今よりも予算的なハードルが高かったので、まだコスプレは社会人の趣味という感じだったんです。だから最初は見ているだけでしたが、たまたま見つけたお手頃な衣装を「これなら買えるかも」と買ってみたのがきっかけです。
──実際、ご自身でやってみていかがでした?
やもはちこ 1回目に着たキャラのウィッグの色が原色の青、2回目が黄色だったんですよね。コスプレ好きな友達もいなくて、ただ家で着ただけなのですが、本当に似合わなくて。写真でよく見ていたかわいいコスプレイヤーさんたちと全然違うやん!と驚愕しました(笑)。顔の可愛さはもちろんなのですが、ただ衣装を着るだけじゃなく、いろんな努力の上にコスプレってあるんだなって気づきました。メイクや似合わせも慣れていないのに、よく難しい色のウィッグを選んだなと今だと分かるんですけどね(笑)。ただ、そんな中でも髪のカール感が上手くいったり、キャラとそっくりな靴下が売っているのを見つけたり、小さな達成感があったのを覚えていますね。
──コスプレでこだわっている点を教えて下さい。
やもはちこ 「ウィッグの盛れは顔の盛れ!」なので、ウィッグセットには非常に慎重に、かつ固めないセットを心がけてます。例えばファンタジー要素の強い異次元ヘアだとカチカチでもいいと思うんですけど、アイドルとか日常のキャラクターだと髪って風でなびいたり、ちょっと動くと揺らいだり耳にかけたり、3次元の私たちの髪と変わらないと思うんですよね。
──やもはちこさん自身のこともお聞きしたいのですが、普段はどんなことをされているんですか?
やもはちこ これまで仕事はいろいろしていて、スーパーで試食販売をしたり、スペインバルで働いたり、事務職になったり、ナイトクラブでお酒売ったり、コンカフェ店員になったり、ライブ配信もしていました。珍しいところだと、学生時代なんですけど、当時流行っていた「デコメール」のドット画像を作ってお金を稼いでました。当時は親の目を掻い潜って布団の中で朝までポチポチとやっていました(笑)。
今は夜間のフロント業を仕事にしています。休日に撮影に行ったり、たまにコスプレや被写体、モデル、インフルエンサーとしてのお仕事もしています。これだけ言うと、すごく忙しそうに聞こえますが、体質的にものすごく睡眠が長くて、1日のうち10時間以上は寝ています(笑)。
──子供の頃はどんな子供でしたか?
やもはちこ あんまり記憶がないんですよね、多分、おとなしくて勝手に1人で遊んでるタイプ。外で友達とワイワイするよりは部屋の隅であやとりを極めたりしていました。
──当時、周りからどんな人だと言われていましたか?
やもはちこ 親からはひねくれていてわがままだと言われていました(笑)。友達からも変わってるとか、当時ロリィタや派手な服を好んでいたので、服装がヤバいとか。あと態度が悪いとも(笑)。
──学生時代、部活は?
やもはちこ 吹奏楽部でフルートをやっていました。今ではもうまったく吹けないですけど(笑)。朝が弱かったのと、先ほど話した性格もあって周りからものすごく浮いていたので。学校では、同じく浮きがちなギャルたちにひっそり混ぜてもらっていました。今考えるとみんな優しかったですね。
──趣味や特技について教えて下さい。
やもはちこ もちろんコスプレなんですが、それ以外だと、ロリィタファッションですかね。毎日着ているロリィタさんもいるんですが、私はカジュアルな洋服も好きなので色々着たくて。私にとってのロリィタは"ちょっといいおしゃれ着のひとつ"なので、着るのは年に数回ぐらいなのですが、それでも毎年、着数は増えていってますね(笑)
──今、瞬間最大風速的にハマっているものは?
やもはちこ 最近はコスメやスキンケア、インテリア、日用品なんかをちょっとずついいものに買い替えていくのにハマってます。今まではほとんどを趣味やオタク費にまわしてたので消耗品はとにかく安いものが多かったんですけど、やっぱり見た目がかわいかったり使い心地がいいと毎日ごきげんでいられるのでいいなと。ここはお金かけた方がいいな、ここは節約できるな、みたいに選択の幅が増えたので一歩大人になった気分です!
──最後に今後、挑戦したいコスプレについて教えていただけると。
やもはちこ 挑戦したいコスプレ、というよりはコスプレで挑戦したいことなんですけど、アニメのオープニングやエンディングの完全再現動画をやってみたいんです。
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