(前中後編の後編)
【写真】自身も美しさに磨きをかけている森咲智美 撮り下ろしカット【10点】
──セルフプロデュース能力の高い森咲さんが満を持して勝負を賭けているのが、メンスエステ店「CLASS GINZA」の経営だというわけですね。
森咲 はい。よく聞かれるので最初にお断りしておくと、メンズエステと言っても別にエッチなサービスがあるお店ではございません。“匂わせ”でもありませんし(笑)。男性に向けた美容エステなんです。
──なぜエステ開業を考えたんですか?
森咲 握手会やイベントに来てくれる男性ファンの方から、「自分に自信が持てない」という話が頻繁に出てくるんですよ。「こんな僕なんかが撮影会に来てすいません」とか「どうしたら彼女できるんですかね?」とか。私としては「そんなことないのにな」と思いつつも、気持ちがわかる部分もあるんですね。というのも、私も自分に自信が持てない人間だったので。人前で肌を見せているくらいだからナルシストって思われているのかもだけど、実際は全然そんなことないんです。でも、ちょっと踏み出す勇気だったり、ほんの少しの努力だったりで、人間って変わることができるんですよ。
──なるほど。それはあるかもしれませんね。
森咲 自分に自信が持てるようになるための一歩を踏み出すお手伝いをしたいという気持ちなんです。私も経営に乗り出して“脱セクシー”路線で行くなんて一切考えていないけど、グラビアだけじゃないところでも喜んでいただきたくて。もちろんやるからには本気ですし、よくあるタレントさんの名義貸しみたいな感じではなく、がっつり取締役として運営に携わっています。初めてのことばかりで、ものすごく大変ですけどね。
──クラウドファンディングでは目標金額の100万円を達成したそうですね。
森咲 本当にありがとうございます! ものすごくうれしいです! 支援していただいた額は、きちんとお店の発展に繋げるように使わせていただきたいと考えています。たとえば最新機械が高くて買えなかったのですが、それも導入したいと思っていますし。開店したときに予算の関係で抑えていた内装関係も、より居心地がいい空間にするよう工夫を凝らすつもりです。もちろんリターンに関しては、誠心誠意、私のほうで対応させていただきます。
──これまでもクラウドファンディングの経験はあったんですか?
森咲 いや、人生初です。こんなにドキドキするものだとは思わなかった(笑)。途中で伸び悩んでいたときは「これはもうダメじゃないかな」と諦めかけていたんですよ。写真集とかDVDを出すためにクラウドファンディングするならファンの方も応援しやすいでしょうけど、グラビアとはまったく関係ないジャンルですからね。でも目標額を達成できたということで、“グラビアじゃない森咲智美”を応援してくれる方がいると知れたことがうれしい驚きでした。
──実際、エステに行ったらモテるものなんですか?
森咲 もちろんです! それに清潔感があるほうが男女問わず好感度は上がりますし、単純に生き生きしてきますよ。奥様だって旦那さんがカッコよくなることを喜ぶはず。人生が楽しくなると、仕事も上手くいくきっかけになると思いますし。
──自分で店を経営してみて、何が大変だと感じますか?
森咲 SNSで480万フォロワーというのは大変ありがたい話なんですけど、そこに頼るだけじゃお店は続いていかないと思うんです。もっと地に足の着いた経営をしていかないとダメだなって。もちろん最初に来店するきっかけは「グラドルの森咲がやっている店」で結構なんですよ。ただ、そこから美容に関心を持ってくれて、自分に自信を持ってくれて……という流れを私は考えているわけで。
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▽森咲智美
脱衣グラビア「#これがこう」の生みの親であり、Instagramのフォロワー数が494万人を超える。今年、3月には銀座にてメンズ美容エステサロン『CLASS GINZA』をオープンするなど、さらなる活躍が期待されている。
Instagram:morisakitomomi
Twitter:@p_tomo0812