私立恵比寿中学のぁぃぁぃこと廣田あいかがレギュラー出演する土曜ドラマ24『昼のセント酒』が4月9日(土)深夜0時20分よりスタート! 個人では初の連続ドラマレギュラー出演となるぁぃぁぃに話を聞いた。――今回のドラマでは廣田さんはどんな役なんですか? 廣田 戸次重幸さんが演じる銭湯好きの主人公の内海さんが勤めてる会社のOL・遠藤早苗ちゃん役です。
OLといっても、かなりほんわかした職場のマスコット的な存在というか。私がエビ中のマスコットとして活動してるってことがきっかけで、お話をいただいたらしくて。マスコットやっててよかった!って思いました(笑)。テレビに出てる私のイメージを元に作っていただいたので、「知らない人から見た私の第一印象」を形にしたようなキャラクターになってます。 ――銭湯が舞台の作品ということですが、どういったシーンに登場するんですか? 廣田 私は銭湯ではなく、毎回、会社でのシーンや電話でのやりとりなんかで、ちょこちょこっと出てくる感じですね。早苗ちゃんは、まわりの人が真面目だったりエリートだったりする部署のなかで、ひとりポンコツな新人OLってポジションで、内海さんがいちばん声をかけやすい後輩なんです。 ――個人での連続ドラマのレギュラー出演は初めてですよね。 廣田 やっぱりいつもとは違うっていうか。エビ中のメンバーがいなくて1人っていうのもあるし、共演者の方々がすごく活躍されてる方ばかりなのもあって、演技のお仕事の現場に来てるなあって気分になりますね。あと驚いたのが、共演者のみなさんがベテランの方が多いということもあって、演技がほぼフリーなんですよ。私も演技指導がほとんどなくて、好きにやっていいよ~みたいな感じで。最初はダメ出しがほとんどないのが逆に心配で少し戸惑った部分もあったんですけど、最近は自由に楽しくやらせていただいてます。
次ページ/銭湯と鉄道の意外な共通点とは?――今回のドラマは毎回主人公が実際にある銭湯に立ち寄って昼間からひとり銭湯を楽しむという内容ですが、廣田さんは銭湯に行くことはありますか? 廣田 プライベートでは行かないですね。以前、エビ中の番組で、銭湯でロケをするコーナーがあったので何度も行ってて、そんなに遠い存在ではなかったんですけど。でも今回ドラマに出演するうちに、すごく興味がわいてきました。あとやっぱりこうしてなくなりつつある古くて素敵な場所やものにスポットが当たるのはすごく大事なことな気がするんです。私の大好きな鉄道の世界は、常に車両が新しいものに入れ替わっていくのでよくそれを感じるんですよね。 ――電車ってそんなに入れ替わるものなんですか? 廣田 たとえばJR東日本だと、ここ数年でE233系っていう通勤車両が一気に増えたんですね。新しい車両になって便利にはなったんですけど、入れ替わりで少し前までたくさん走ってたE205系が減ってしまって。たとえば埼京線だと、いま、E205系は1編成しか残ってないんです。それぞれに良さがあるんで、どっちがいい悪いっていうのはないんですけど、E205系が減ってきてるなら、そっちをもっと見ておきたいし、乗れるうちにできるだけ乗っておきたいって気持ちがすごくあって。あとどこもE233系に入れ替わっちゃったなか、ずっとE205系をたくさん走らせ続けてる武蔵野線をいとおしく感じたりとかね(笑)。どんどん便利になっていくのはいいことだけど、なくなっていくものをできる限り大切にしようって考えはすごく共感するし、そういうものの魅力を多くの人に伝えることは意味があることだと思うんですよね。 ――今回の作品も銭湯の魅力を多くの人に伝えられそうですね。
廣田 このドラマをきっかけに初めて銭湯に興味を持ったり、あの独特の雰囲気を思い出して、久しぶりに銭湯に行ってみようかなって思うかたが増えたら、すごくうれしいですね。番組情報 土曜ドラマ24『昼のセント酒』 4月9日(土)から毎週土曜24:20~24:50にテレビ東京系で放送 http://www.tv-tokyo.co.jp/sentozake/ 私立恵比寿中学公式サイト http://shiritsuebichu.jp 〈インタビュー/河上拓 撮影/西邑泰和〉
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