【写真】『吉祥寺ルーザーズ』キャバ嬢役で話題・元HKT48田島芽瑠
──ドラマ『吉祥寺ルーザーズ』、ご出演おめでとうございます。
田島 ありがとうございます。HKT48卒業を決意してからの目標のひとつが「秋元(康)先生の作品に出ること」だったんですけど、まさか卒業後、すぐに出させていただけるなんて思ってもいませんでした。卒業を決めて、ドラマ出演が決まって、卒業公演をして、その翌日の朝に上京して、その日のうちに撮影が始まりました。展開が怒涛すぎて、ずっと足元がふわふわしている状態です。オンエアを見て、やっと実感が生まれてきました。
──卒業の翌日から撮影ってすごいですね。
田島 現場がどんな感じなのか、想像もつかなかったので、さすがに緊張しました。ただ、撮影スタッフの皆さんも共演者の方々も優しいので、日々感謝しています。
──演技力に関しての不安はありませんでしたか?
田島 お芝居は数えられるほどしか経験していないので不安ではありました。
──ドラマや映画を見る時の視点が変わってきませんか?
田島 『泣くな赤鬼』(2019年公開)という映画に出演させていただいたのが、私がお芝居をしてみたいと思うようになったきっかけでした。それ以来、「この主人公はどう思ってセリフを言っているんだろう」とか考えながら見るようになりました。ただ、考えるのと実践するのはまた違いますね。
先日、國村さんから「お芝居はみんなで作り上げるもの。現場で感じたものを、自信を持って返せばいいんだよ」とアドバイスを頂きました。それまでは自分の役をガチガチに固めて臨んだほうがいいのかななんて思っていたんですけど、そこで肩の力が抜けました。
──キャバクラ嬢の役ですね。
田島 酔っ払うシーンが多いので、街で遭遇した時に観察するようになりました(笑)。あとは、キャバ嬢さんのYouTubeを見たりして、やっぱり大変な世界なんだななんて感じています。ただ、私自身、酔っ払った経験がないんです。
──乃木坂46の岩本蓮加さんもドラマに出演していますね。
田島 何回かご一緒しています。写真も撮ったし、アニメの話で盛り上がっています(笑)。私のことを面白いと褒めてくれて、調子に乗ってずっとしゃべっています(笑)。私は(堀)未央奈(乃木坂46卒業生)と仲がいいので、「今度3人で会おうよ」って約束しました。
──それにしても、やりたいことがやれるという、最高のスタートを切りましたね。
田島 ドラマ撮影もそうですし、先日は舞台も経験できました。今の勢いを止めないために、マネージャーさんと日々話し合っています(笑)。このドラマは秋元先生からいただいた卒業祝いのようなもの。先生が下さったチャンスを次につなげていきたいです。
──第1話のオンエアはどこで見たんでしたっけ?
田島 田中みな実さんのお家で、さしこ(指原莉乃)ちゃんと見ました(笑)。ドラマでご一緒したのを機に、みな実さんにかわいがっていただいていています。「さっしーちゃんも呼んで、3人で見ようよ」と誘っていただきました。お邪魔したら、上京おめでとうとドラマ出演おめでとうのケーキが用意してくださっていて。「ちゃんと食べてる?」なんていう心配もしてくださっています。いま、すごく節約生活をしているので(笑)。
──上京生活がスタートしましたね。
田島 東京は福岡と比べると家賃が高いんです!! ドラマのようにシェアハウスしたほうがいいのかななんて考えることもありますけど、私には無理ですね。私は、夜11時には静かになっていてほしいので、誰かが友達を呼んで騒いでいたら、それでもう無理なんです。あと、お風呂にも2時間くらい浸かりたいから、時間を決められたらみんなを困らせちゃうので。
──HKT48にはメンバー同士で2人暮らししている人もいますよね。
田島 私が一緒に住むなら、びびあん(村川緋杏)がいいかな? 2人の性格的に部屋が汚くなりそう(笑)。
──HKT48のメンバーとは連絡を取っていますか?
田島 はい。さしこちゃんは、私が上京して3回くらいごはんに連れて行って頂きました。(田中)美久とも電話しますし、(矢吹)奈子とも話しますね。HKT48の全国ツアーにも行きました。初日の横須賀に(笑)。楽しかったです! メンバーじゃなくなったら、こんなに気楽に観ていいものなんだと思って。
メンバーだったら、あそこの煽りどうしようかなとか、立ち位置がちょっと後ろで悔しいとか感じるものなんですけど、そういった感情が一切ないまま観るコンサートってこんなに楽しかったのかと思って。自分がいなくなって空いたポジションをみんなで争ってほしいですね。いぶき(石橋颯)やあかり(渡部愛加里)、もか(武田智加)たちに託しました。(後編へつづく)
【後編はこちら】田島芽瑠が語るノースキャンダルを貫いた怒涛のアイドル時代「HKT48には鍛えられました」