【写真】映画『ソングバード』場面カット【3点】
〇ストーリー
ウイルスに免疫がある運び屋ニコは、ロックダウン下で恋におち、ドアやスマートフォン越しに愛を通わせる恋人サラと、いつか顔を合わせて触れ合うことを夢見ていた。しかし、ウイルスの脅威がさらに増し続けるうち、サラの感染が疑われはじめ、彼女は「Qゾーン」と呼ばれる施設に徹底隔離されそうになる。組織の陰謀が渦巻く中で、ニコはサラを救う唯一の方法を求めて、荒廃したロサンゼルスの街を必死に駆け抜けるのだが……。
〇おすすめポイント
破壊王マイケル・ベイがプロデュースした作品でもあり、『アンビュランス』(2022)のように無駄にドローンが多様されている。これは偶然だろうか……。
今作が凄い点は、新型コロナで世界中がロックダウンする真っただ中に制作されたうえに、コロナを「ゾンビ」や「未知のウイルス」のように、何か別のものにメタファーとして暗黙のルールのように変換するのではなく、新型コロナの行く末として、かなり直接的に描いていることだ。
それによって、陰謀論を助長するような内容でもあることから、各界から怒られた作品ではあるし、あやふやな部分も多い作品ではあるが、今の世の中自体が理不尽であって無いようなルールなどの、あやふやなものが溢れているだけに、そこもリアルだったりする。
いろいろと言いたいことのある作品かもしれないし、日本では結果的に2年遅れての公開とはなったものの、本国ではパンデミック中に公開しようとした制作サイドの思い切りと勇気は評価に値するといえるだろう。
また「リバーデイル」のKJ・アパや『ディセンダント』(2015)のソフィア・カーソンといった、実力派の若手俳優が出演していることもあり、アンサンブルドラマとして見応えもある作品だ。
〇作品情報
監督:アダム・メイソン
脚本:アダム・メイソン、サイモン・ボーイス
出演者:
KJ・アパ、ソフィア・カーソン、クレイグ・ロビンソン、ブラッドリー・ウィットフォード、ピーター・ストーメア、アレクサンドラ・ダダリオ、ポール・ウォルター・ハウザー、デミ・ムーアほか
2020年/アメリカ/英語・スペイン語/5.1ch/シネスコ/84分/原題:SONGBIRD/日本語字幕:岡田壯平
提供:WOWOW
配給:ポニーキャニオン
10/7(金)、TOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国公開
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