3月25日(月)発売のファッション&アイドルカルチャーマガジン『OVERTURE』018号に、SKE48から江籠裕奈、北川綾巴、野島樺乃、菅原茉椰、野村実代の5名が登場する。5人は10ページに渡ってサイケデリックでガーリーなグラビアを披露してくれているが、その発売に合わせて当サイトではウェブオリジナルのインタビューを公開。
今回は若手期待のホープ、7期生野島樺乃と8期生野村実代の対談をお送りする。

―今回、2人で対談するのは初めてだとお聞きしたのですが。

野島 はい。

野村 そうですね。

―意外になかったんですね。まず2人にお聞きしたいのが、チームKIIの松村香織さんが4月末で卒業することについてなのですが、今までSKE48を外に発信してきたメンバーのひとりが卒業することはどう思いますか?

野島 正直、松村さんの代わりになる人はこのあと誰もいないと思っています。あっ、今でもいないんですけど(笑)。私たち7期生が研究生としてお披露目されたときに、松村さんは終身名誉研究生から昇格したんです。

―なるほど。

野島 7D2(7期生とドラフト2期生)は「PARTYが始まるよ」公演で劇場デビューしたんですけど(2015年7月)、研究生だけの公演だったので誰も教えてくださる先輩がいなかったんです。そんなとき香織さんが声をかけてくださったのがすごく嬉しくて。外では破天荒なんですけど、実は中ではすごく後輩思いで、支えてくださっていて。
そういう意味でオールマイティーすぎる先輩はいないんじゃないかなって、松村さんの卒業公演を観て思いました。

―野島さんはなれないですか?

野島 私ですか? 私は絶対になれないと思います……。

―野村さんはどうですか? 松村さんの卒業は。

野村 私も樺乃さんと同じような経験をしていて……。研究生のときに私たち8期生と7期生で「青春ガールズ」公演を始めさせていただいたんです(2017年4月)。そのときに怒ってくださった先輩が香織さんと須田(亜香里)さんで、その1人の方がいなくなるってことは、叱ってくださる方がいなくなるということで……かなりヤバいんじゃないかなって思います。いつか松村さんのような存在が、若手から出てきたらいいなって思います。

―野村さん、自分がなろうとは思わないですか?

野村 路線が違うので難しいかなと思います。

―路線って(笑)。

―ちなみに卒業でいうと、今月末で7期生の小畑優奈さんが卒業します。それについては?

野村 お仕事が終わって、携帯を見たらえっ!? って驚きました。

―野島さんは同期だから知っていたんですか?

野島 私は去年の夏の終わりぐらいから聞いていて。
だから発表されたときのショックさはそれほどなくて。「卒業しようかな」って相談を受けたときは驚きの感情よりもゆななが卒業して「私はこういうことをして、こういうことをやりたい」っていうこと決まっていたことにビックリして。何かを言える隙もないぐらい、考えがしっかりしていたので。逆に清々しすぎて、すごいなって思いました。

―そうだったんですね。次世代エース候補の1人が卒業してしまいますが、今のSKE48の状況を2人はどう見ているんですか?

野島 今、私は活動していて楽しいって思います。私たちが所属するチームSは去年の夏前ぐらいにもっと頑張らないとと言われていたこともありますけど、今は若さが強みになってきて、公演後の反省会でも後輩とかが意見を言ってくれるようになってきて、個人的にはすごく楽しいなって思います。

野村 私も今のチームSがすごく楽しいなって思っています。今のこの波を崩さないようにしたいです。

―チームSは確かに大丈夫かと言われていた時期がありました。その声に奮起して、若いメンバーが頑張ったのかなと思いました。

野島 去年の夏、チームSはグループLINEで仲良く話したり、団結するためにバーベキューに行ったりしていました。


野村 うん。あれですごく仲が深まったなって思います。

―SKE48全体としても、ツアーやテレビ番組がスタートして、すごく仕事が増えていると思います。(※「SKE48コンサート炎の関東ツアー2019」が2月28日にスタート、『SKEBINGO!』が1月22日にスタート)

野島&野村 うれしいです!

野島 ツアーは公演とはまた違う楽しさで、リハーサルとかはすごく大変ですけど、関東を廻ることが出来るのはすごくありがたいです。

―そういう意味でも充実していると。

野島 はい!

―さて、ここからはお2人のパーソナルにも焦点を当てたいのですが、野島さんにお聞きします。野村さんはどんな人ですか?

野島 こう言ったら失礼かもしれませんが、けっこう私と性格が似ているなって思うんです。負けず嫌いだし、ガツガツしているし、自分の中のルールがあって、それは絶対に曲げない感じとか。ただ私と違うのは、あまり自分のことを話さないところ。私はよく自分のことを話しちゃうので(笑)。あと、先輩に甘えてるのをあまり見たことがないですね。

野村 甘えに行けないんですよ。


―甘えるのは、野村さんと同期生コンビ“みよまるーちゃん”を組む井上瑠夏さんの方が上手ですか?

野村 はい(笑)。るーちゃんはそういうところが上手いんですよ。

野島 実代が話していたのは「私も可愛い系のユニットをやってみたい」って。よく“みよまるーちゃん”でいると、るーちゃんが可愛い方で、実代が綺麗でクール&ビューティーな感じなんですけど、たまには「実代も可愛い系をやりたい」って話していたのが可愛かったです(笑)。

―では先輩から後輩へのアドバイスは?

野島 私と実代はファンの方への接し方も似ていて、よく“ファンの方とのどう接するか”という話もするんです。私も最初、ファンの方に甘えることができなくて、私が何を考えているか分からない、もっと甘えてもいいんじゃないかって言われたんです。それで思い切って「こういうことをやってみたい」って握手会やモバイルメールで伝えたら、以前よりもファンの方同士の団結力が強くなった感じがするので、そういうことで悩んでいるなら、ファンの方にもっと甘えた方がいいよって言いたいです。

野村 ありがとうございます!

―逆に野村さんから見た野島さんはどんな人ですか?

野村 私も私と樺乃さんはすごく似ているなって思います。性格もそうですけど、最近は普通に後ろ姿で間違えられたり。

野島 えっ!? うそ?

野村 ホントです。あと名前も野村と野島で似ているので、間違えられたりしますね。あと樺乃さんはすごく才能のある方だなって思います。


野島 えー!?

野村 歌唱力は本当にすごいと思います。ひとつ強い芸を持っているのはすごいなって思いますね。私もそういう芸を持ちたいです。

―さて、これからSKE48が上を目指すときに、地元密着なのか全国に広げていきたいのか。2人はどう思っていますか?

野島 私は今まで以上に名古屋を拠点に活動して、そこからもっと全国に名前を知ってもらえたらうれしいです。

野村 そうですね!

野島 正直、SKE48のメンバーで名前を知られていると思うのは、松井珠理奈さんと須田亜香里さんぐらいだと思うんです。まずは地元でもっと名前を知ってもらえるようにならないとダメだなって思うんです。名古屋で同じ世代の子に知ってもらいたいです。

―なるほど。SKE48も10周年を迎え、11周年目に向かっていますが、2人が考えるSKE48らしさってなんですか?

野村 どんなに小さなことでも全力で取り込む姿勢がSKE48らしいなって思っています。以前、香港のイベントでリーダーシップを取るメンバーがいないことがあったんです。でもそのときに古畑(奈和)さんが先頭を切って、全力でリハーサルを引っ張ってくれて、そういうところがSKE48らしいなって実感しました。


野島 受け継がれていくんだね。

野村 積み重ねが大事だなって思いました。

野島 一言でまとめられないんですけど、SKE48はすごく“仲間”を感じるし、あと48グループの中でも一番負けず嫌いなんじゃないですかね。1期生の珠理奈さんを見ていてもそうですし、須田さんを見てもそうなんですけど、やると決めたことはやり通すし、みんながSKE48を一番にしようと思っているんです。ライブもSKE48が一番楽しいライブにしようというのを目標に、リハーサルから取り組んでいるんです。メンバー1人ひとりを見ても負けず嫌いな子が多いんじゃないかなって思います。私もそうなんですけど(笑)。それって度が過ぎなければすごくいいことだと思うので、その気持ちを忘れずにずっと芸能界で活動できたらいいなって思います。

―ちなみに昨年12月にお披露目された9期生には会いましたか?

野島&野村 会いました。

野村 私からするとすごく年上の子が多いんです。

―チームKIIの白井琴望さんのお姉さんも入ったとか。

野島 そうなんですよ。

野村 私も姉がAKB48にいましたけど、姉が後輩だなんて考えられないです(苦笑)。ホントにすごいと思います。

―これからファンの前に出る機会も増え、9期生にも注目が集まってくると思います。

野島 もちろんそうだと思います。私たち7期生も入った当初、いろんな場面で前に出していただいたので、そこにメラメラはしないですけど、今後、出たいなって思っていたイベントに9期生に限らず、後輩が出始めたら、私たち7D2も負けていないぞって思いますね。

―負けず嫌いが出ちゃってますよ(笑)。

野島 当たり前です! それがSKE48ですから!

のじま・かの
2001年9月6日生まれ、愛知県出身。O型。7期生。チームS所属。ニックネームは「かのちゃん」。2015年3月SKE48 7期生オーディションに合格。11月に正規メンバーとしてチームSへの昇格が発表される。2019年1月11日に開催された「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」で見事優勝。

のむら・みよ
2003年2月1日生まれ、愛知県出身。A型。8期生。チームS所属。ニックネームは「みよまる」。2016年8期生としてSKE48に加入。2017年10月に正規メンバーとしてチームSへの昇格が発表される。
SKE48野島樺乃&野村実代 初対談「珠理奈さん須田さんから学んだ負けず嫌いを大切にしたい」

SKE48江籠裕奈、北川綾巴、野島樺乃、菅原茉椰、野村実代のグラビアが掲載
『OVERTURE』018号 3月25日(月)発売
※左が表紙、右が裏表紙
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