【写真】“「ABEMA」の顔”西澤由夏の撮りおろしカット【15点】
現在は”「ABEMA」の顔”ともいえる活躍をしている西澤アナ。だが実は一度、アナウンサーの夢を諦めている。もともとアナウンサーを志望し、2013年にはミス中央大学グランプリにも輝いた。しかしキー局の試験を受けるも全滅。失意を抱えながら、2016年にサイバーエージェントに入社し、営業職についた。
この年、「AbemaTV」(現「ABEMA」)が開局すると、美人社員として番組のアシスタントに出演。そして「ABEMA」のアナウンサーの一般公募が始まると、自らエントリーをし、瀧山あかね、藤田かんなとともに初の「ABEMA」専属アナウンサーとなった。
「スタートのタイミングではやっぱり同期同士、お互いを意識してライバルみたいな感じもありました。でも今は仲間ですね」
一方で10月3日配信の『ぜにいたち』(ABEMA)では、同期の瀧山アナが現在でも西澤アナに対するライバル心がありつつも「ここまで勝てない人はじめて」と尊敬の思いを抱えていると明かされた。
「あかねちゃんの気持ちを聞いてびっくりしました(笑)。でも、 番組ではそう言いつつも悩みをLINEで送ってくれたり、お互い真剣な話もします。恋愛事情も会えば喋る感じです」
今年8月にはモデル・女優の貴島明日香がABEMA公式アナウンサーに就任したことが発表された。
「実は同期のアナウンサー2人とはなかなか会えないんですよ。「ABEMA」では一番組に基本的にアナウンサーは1人なので、現場で会うことが本当にない。リモートでの定例会議はしていますが実際には会えていなくて、(藤田)かんなちゃんとはこの間1~2年ぶりにたまたま会えました(笑)」
貴島にも取材の10月末時点でまだ会えていないという。
「この間、貴島さんの方から『これからよろしくお願いします』と連絡をいただいて、そこが初めてのコンタクトでした。本当に会いたいので、この記事を通して貴島さんに会いたい気持ちが伝わればいいなと思っています」
しかしアナウンサーの人数が少ないことの利点として、数多くの有名人と仕事をする機会に恵まれている。西澤アナが共演してきた有名人の名前を並べると千鳥、ニューヨークに石橋貴明、今田耕司、堀江貴文氏、橋下徹氏――。キー局のアナウンサーでも、これだけの有名人と仕事をすることはなかなかないだろう。
「そこには本当に感謝しています。アナウンサーになる前の営業職の時から、堀江さんやカンニング竹山さんと番組を持たせていただいていて、サイバーエージェント、「ABEMA」のアナウンサーでなければ、こんな方々には会えていない。そうした幸運をひしひし感じながらの4年間でした」
中でも千鳥の2人は、アナウンサー1年目から4年間、『チャンスの時間』で共演している。今や日本のお笑いの中心にいる2人から言葉を、西澤アナは大切にしているという。
「カメラが回っているところだったのでノリではあるんですけど、私が『チャンスの時間』の担当になったばかりの頃に『すごいいじりにくいんだもん』と言われたんです。アナウンサー1年目でしたし、ちゃんとしないとという意識が強くあったので、その言葉にハッとして。『バラエティーのアナウンサーはこうじゃダメなんだ』と、そこから試行錯誤していきました」
やがて千鳥と西澤アナの歯車はうまく噛み合い、2人の言葉に西澤アナがうまく対応することで笑いも生まれるようになった。『チャンスの時間』も5年目を迎え、「ABEMA」でも長寿番組となったある日、千鳥と西澤アナは3人で取材を受けた。
「その取材で、大悟さんが私について『こんなにいじりやすいアナウンサーは今いないから、そこを伸ばしてほしい』と言ってくれたんです。そのとき、すごく嬉しくて。大悟さんは多分、番組当初の『いじりにくいんだもん』という言葉を覚えてないと思うんですけど、今はそういうふうに思ってくれているんだって」
一方で、ノブの言葉に救われたこともあった。番組を始めて3年頃、自分が番組に本当に役立っているのか、求められていることができているのか、そんな不安に襲われた。西澤アナはスタッフと一緒に行ったご飯の場で、ノブからこんな言葉をかけられた。
「『チャンスの時間をずっとやってきているけど、西澤ちゃんだからいいんだよ。チャンスの時間には、しゅっとしたアナウンサーが入って来られても困る。そこは西澤ちゃんだからやりやすい』と言っていただけて。
同期からも共演者からも仕事ぶりを褒められる西澤アナだが、本人はまだまだ勉強中と謙遜する。そうした謙虚さが成長の秘訣なのだろう。
目標のアナウンサーはTBSの安住紳一郎アナ。バラエティー番組での立ち振る舞いや出演者との距離の取り方に憧れるという。
「バラエティー番組もニュースもあれだけこなせるアナウンサーはいません。そして『ぴったんこカンカン』(TBS)でのロケでのゲストとの距離感。ずっと積み上げてきたものではあると思うんですが、安住さんにしか出せないものがある。私もいろんな方にインタビューさせてもらったり、バラエティー番組の距離感に迷う部分もあるので、見習いたいと思っています」
売れっ子となるとフリーアナウンサーになる人も多い業界だが、西澤アナはフリーへの転身は否定。むしろ「ABEMA」でやりたいことがあるという。
「今は「ABEMA」のアナウンス室をもっと大きくしたいんです。先輩がいない1期生としてやってきているので、後輩がずっと欲しくて、会社の上の方にも話したことがあります。マネジメントを学んでみたいんですよね。
(取材・文/徳重龍徳)
▽西澤由夏(にしざわ・ゆか)
1993年8月12日生まれ、埼玉県出身。2016年にサイバーエージェントに入社、2018年から専属アナウンサーとして『チャンスの時間』『ニューヨーク恋愛市場』などに出演している。
Twitter:@nishizawa_yuka

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