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芸人のラジオ番組と言うと、TBSラジオの「JUNK」やニッポン放送の「オールナイトニッポン」など、深夜番組をイメージする人が多いかも知れない。しかし、各局のタイムテーブルを見てみると、平日週末関係なく、あらゆる時間帯に芸人が出演する番組が編成されていることが分かる。
最初のキーワードは【ゲスト番組】。平日のいわゆる生放送のワイド番組内にもゲストコーナーは存在するし、週末であれば、朝から夜まで、(多くは事前収録されたものだが)各局にゲスト番組が存在している。
そんな中、ラジオドラマ的に作り込まれた世界観がありつつ、丁寧な編集が施されているゲストトーク番組に注目したい。麒麟の川島明がパーソナリティを務める『SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ』(TOKYO FM系列 毎週土曜日 17:00~17:55)だ。
“エウレカ”とは、ギリシャ語に由来し、“何かを発見・発明したことを喜ぶときに使う言葉”。毎週55分間だけ営業する架空の旅行会社「エウレカドライブコーポレーション」がお客様(ゲスト)と一緒に、過去・現在・未来を旅しながら“エウレカ”を見つけるという設定だ。
番組はこの秋、3年目に突入。秋元康、伊集院光、ものまねタレントのJP、テレビ朝日アナウンサーの弘中綾香、ジャニーズWESTの重岡大毅…とゲストもバラエティに富んでいる。時に、誰もが知っているゲストの知らない話が聞けるというのが、ラジオのゲスト番組の醍醐味だが、川島はテレビでお馴染みのMCスキルを遺憾なく発揮し、ゲストの知られざる一面を引き出している。
続いてのキーワードは【ワイド番組】。テレビでは『あさイチ』、『スッキリ』、『ラヴィット!』といった人気情報番組が編成されている午前中は、ラジオでも激戦区。そんな午前ワイドにおいて、今年の春、TBSラジオと文化放送が同時に番組改編を行った。TBSラジオの番組タイトルは『パンサー向井の#ふらっと』(月曜日~木曜日 8:30~11:00)。
大のラジオ好きとして知られるパンサーの向井慧がメインパーソナリティを務め、日替わりパートナーが登場する。そして、文化放送の方のタイトルは『おとなりさん』(月曜日~金曜日 8:00~11:00)。こちらは、メインパーソナリティが日替わりで登場し、局のアナウンサーが脇を固めている。月曜日の担当はアルコ&ピースの平子祐希、火曜日はミュージシャンの高橋優、水曜日は放送作家の鈴木おさむ、木曜日は元乃木坂46の高山一実、そして、金曜日はアンガールズの山根良顕。1週間の始まりとなる月曜日と締めの金曜日を芸人が担当している形だ。
今年の春の改編の目玉となったTBSと文化放送の2つの新番組。本来であれば、ライバル同士バチバチといった感じになるはずなのだが、番組スタート時には局の垣根を越え、生放送中の両局のスタジオを繋いで、向井と平子が互いにエールを送り合う一幕もあり、ラジオファンは大いに盛り上がった。
『パンサー向井の#ふらっと』では、現在ラジオのレギュラー番組を4本持つ向井が安定のトーク力を展開する傍ら、日替わりパートナーの滝沢カレンや三田寛子の天然っぷりがいいアクセントになっている。一方の『おとなりさん』では、時折コントスイッチが入る平子やネタ同様に独特なテンポと間で語る山根のトークと、出過ぎず下がり過ぎず、絶妙な立ち位置の文化放送アナウンサー坂口愛美のバランスがとても心地良い。
そもそも、仕事や家事、運転など“ながら聴取”が大半という時間帯だ。頭も心も体もまだ起きたばかりの朝のひととき、他愛もないフリートークや和気藹々としたゲストトークの中にある笑いに元気をもらっているというリスナーも多いことだろう。スタートして8ヶ月、既に、向井も平子・山根もしっかりと“朝の顔”としての役割を果たしている。これからも両番組が刺激し合いながら、さらに定着していくことを期待したい。
続いてのキーワードは【音楽番組】。芸人のラジオとなると、やはり笑い多めのトークに期待したいところだが、オススメの曲を熱く解説したり、ホストとしてゲストミュージシャンの魅力を引き出したり…と、音楽好きの芸人が活躍しているラジオ番組もたくさんある。その中から、今回は3番組をピックアップした。
1つ目は、エレキコミックのやついいちろうがパーソナリティを務める『エレマガラジオDX』(ラジオNIKKEI、毎週火曜日22:00~23:00)。
2つ目は、「孤高のカルト芸人」永野がパーソナリティを務める『永野とミッキーのLIVE BUZZ』(インターエフエム 毎週金曜日15:00~16:00)。出演は、芸能界きってのロックフリークである永野とバイリンDJのミッキー。「洋楽復興バラエティ」と謳われているように、今では珍しく、貴重な洋楽専門番組だ。台本には書かれていないと思われる永野による余談、蘊蓄、補足情報が素晴らしく、永野の洋楽へのこだわりや偏愛が随所に感じられる。もちろん、時には笑いも交えながら分かりやすく解説してくれるので、洋楽をほとんど聴いていない世代が、音楽のジャンルの幅を広げるいいキッカケにもなりそうだ。
そして、3つ目、音楽番組として打ち出しているわけではないが、「国民的地元のツレ」こと、ヒコロヒーがTOKYO FMでパーソナリティを務める『トーキョー・エフエムロヒー』(毎週金曜日 12:30~12:55)にも注目したい。放送時間は金曜日のランチタイム。そんな時間帯とTOKYO FMという点を意識したヒコロヒーの選曲センスが光る番組だ。海外のインディーズバンドから新旧のJ-POPまで、選曲の幅の広さも魅力。
芸人のトークが音楽の魅力を後押ししているこれら3つの番組は、ラジオだからこそ成立していると言ってもいいだろう。3人の芸人の真っ直ぐな音楽愛が伝わるこれらの番組で、自分のプレイリストには無かった新たな音楽との出会いや発見も楽しんでみて欲しい。
今日ピックアップした【ゲスト番組】、【ワイド番組】、【音楽番組】はすべて、何十年も前から存在し続けるラジオ番組の典型的なフォーマットだが、芸人がパーソナリティを務めることで、また違った輝きを見せている。そして、今回紹介した芸人ラジオはほんの一例で、深夜放送以外の芸人ラジオはまだまだ沢山ある。
大御所だと、木梨憲武が土曜日の朝から生放送していたり、爆笑問題が『サンジャポ』を終えた日曜日の午後に4時間の生放送をしていたり、有吉弘行が日曜日の夜に東京では流れないJFN系列でローカル局向けに生放送をしていたり…と大ブレイクしてもなおラジオを愛し続けている芸人は多い。その一方で、パンサー向井がそうだったように、ラジオから頭角を現し始めているトンツカタンの森本晋太郎ら若手芸人に注目していくのも面白いかも知れない(現在、森本はbayfm『ジェネZZ』等に出演中)。
是非、深夜放送“じゃない方”の芸人ラジオからもお気に入りの番組を探してみて欲しい。
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